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ハイ・ライフ (知恵の森文庫)

ハイ・ライフ (知恵の森文庫)

ハイ・ライフ (知恵の森文庫)

作家
タキ
井上一馬
出版社
光文社
発売日
2005-01-06
ISBN
9784334783341
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ハイ・ライフ (知恵の森文庫) / 感想・レビュー

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まゆ

ギリシャの父は海運王で祖父は元首相という生粋のヨーロッパ社交界の坊っちゃんな人が、上流社会のスタイルについて書いたコラムの抜粋。ヨーロッパの貴族や上流の家の多くは持ち前の恋愛手管で戦争前後にアメリカの大金持ちを落として好き放題やってたりする。ニューヨークの悪口は言うけどお金のあるところに皆が集まるから仕方なくそこに住んでたりする。新年早々に読了する本でもないけど、面白かった。

2019/01/02

KO

これを読んで、カポーティを思い出して、ちょっと切なくなった。生粋のセレブリティ、タキは鋭い皮肉とゴシップでセレブリティをこき下ろしたとしても、同じ階級だから排斥されない。セレブリティに憧れ、愛されたカポーティはそれでもその世界の住人になることは許されず、叶えられた祈りで自分が属していたと思い込んでいたセレブリティの世界を失う。この本を貫く本物のセレブリティの矜持は心地良いけど、それはあらかじめ「叶えられた」人たちという前提がない限り手に入らないもの。

2015/05/01

ちょび♪

前半は、毒のある(ユーモアのある?)文章と、思ってたのと違う「セックス・ドラッグ・ハイライフ?!」な内容に面食らいました(°▽°)後半から、スタイルについて、ユーモアについてなど、ハイライフのスピリッツに触れることができて、勉強になりました。特に、スタイルについては、何度も読み返しました。

2016/10/03

あこ

ヨーロッパの上流階級の人々の生活を活写した本。20年以上前に書かれた本だということを差し引いても浮世離れしているように感じてしまう話だけど、アガサ•クリスティの小説に出てくる人たちのことを考えると「割と最近までそういう時代だったんだなあ」と思えなくもない。あと、こういう世界の人にとっても日本のエンペラー(天皇)は特別な存在だったらしい。それと三島由紀夫。ハラキリが強烈だったせいかもしれない。

2012/07/06

Y

上流社会の生活をユーモラスに紹介してある本。

2016/03/14

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