忘れがたい場所がある 遠藤周作エッセイ選集II 旅と歴史 (知恵の森文庫)
忘れがたい場所がある 遠藤周作エッセイ選集II 旅と歴史 (知恵の森文庫) / 感想・レビュー
ぷるぷる
感慨深そうなタイトルがついているが単なるエッセイ集。「~場所~」ってあるくらいだからほとんど紀行集というか旅日記というかになっている。執筆に向けた取材も兼ねているから単なる趣味か歴史を巡る聖地巡礼が多い。要するに単なる歴史ヲタ。それは確かに面白い。ファンならここに出てきている旅や場所が何の作品として昇華されたのかが分かるのでインサイドストーリーとして興味深いのである。そんな中でも若かりし頃、ペナンで中国人にボッタクられる話が大爆笑であった。
2018/10/05
旅行人
氏が、歴史小説の元になった土地を旅したときのショートストーリ集。「廃墟」と「遺跡」の違いは非常に良く分かる。それはそこに生きた人の存在を感じられるか否かである。
2012/05/25
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