ぼくの人生案内 (知恵の森文庫)
ぼくの人生案内 (知恵の森文庫) / 感想・レビュー
かりん
4:発狂せずにあの詩を書くのはこんな人…とイメージした通りのダンディ。人生相談の答えに名言やリズムがいっぱい。夢っていうのは、痛みの代償なんだよ。色情をもって愛せよ。自分の言葉に違和感を抱いているという君は、見込みがある。顔になっていくのが人生なんだ。今の自分に見合ったものの中で生活をすることが贅沢。等身大の影を持てる人になりなさい。
2009/08/04
岡本匠
詩人 田村隆一による人生相談、適当そうに見えるけれど、言葉は重い。 人生案内というタイトルは、同名のソ連映画からとられたもの。 同じ日に読んだ本の中にもその映画について言及された箇所があり、読書のシンクロニシティを感じさせられた。だから、本を読むのがやめられないのか!
2015/03/28
etoir_lune
詩のことを全く知らない私に彼がふと手渡した本。「排泄されたから愛されてると思うのが、誤解のもとなんだよな」細胞に侵食する言葉。こんな素敵な紳士が居たら何歳でも恋しちゃう。達筆だし、粋だし、おしゃれだし。きっと(飲めない)お酒を片手に朝まで語り尽くす(私が専ら聞き役で、だが好奇心を抑えられず質問責めになってたしなめられ)だろうな。実際に恋人だったら私いっぱい泣いちゃいそうだな。でもきっと後悔しない恋になりそう。いや、恋じゃなくてお友達になりたい、と思う。こんな人にいつか出会いたい。そしてこんな人になりたい。
2013/01/31
thinkeroid
viaスゴ本
2009/02/01
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