大阪人の胸のうち (知恵の森文庫 b ま 4-3)
大阪人の胸のうち (知恵の森文庫 b ま 4-3) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
大阪出身の益田ミリさんの大阪をめぐるエッセイ。もう離れて随分経つが、私の出身地も大阪なので、ふと懐かしさを覚えて。もっとも、私の場合は、郊外なので厳密には大阪といえるかどうか微妙なのだが。しかも、大阪にたいしては愛憎愛半ばするといったところ。私は大阪出身ではあっても、吉本は肌に合わないし、漫才の呼吸もわからない。上方落語は範疇に入るが、それも桂米朝と先代の笑福亭松鶴くらい(古いなあ)。大阪に帰りたいかといわれれば、帰りたくもあり、帰りたくもなしといったところ。故郷は遠きにありて思うものなのだろう。
2018/05/01
❁かな❁
益田ミリさんの作品を読むのは4作目。今まで小説、マンガ、川柳&ショートストーリー読んで今回はエッセイ&マンガでした♪私は大阪出身、大阪育ちなのですごく共感できることばかりでした(´▽`*)「大阪人あるある」だらけで面白かったです★ミリさんが本当に大阪人なんだなと言うことがよくわかり、すごく親近感わいちゃいました!大阪人しかわからないような事も書かれていて読みながら「ミリさん、それめっちゃわかる〜!」って心の中で思いきり会話しまくりでした(笑)大阪の男性の優しい大阪弁のこともめっちゃ共感♡楽しかったです♪
2015/03/08
馨
ミリさんから見た大阪人の魅力が満載でした。私は愛媛ですが、私も学生時代から土曜日のお昼は新喜劇を見るのが当たり前で、見ながらお昼御飯を食べています。言葉遣いも大阪弁と似ている部分も少しあるのでわかるところもありました。大阪人の中にある優しさやあったかさは良いですね。知らない人同士が当たり前のように会話を始められる町なんて、やはり魅力です。
2017/06/04
AKIKO-WILL
大阪人の著者が描いた大阪人の胸のうち!26歳まで大阪で育ったミリさんが見た、感じた大阪人とは?ジャンケンが大阪では、「いんじゃん」と言うとは知らなかった。阪神優勝で恒例の?道頓堀川に飛び込むのは、そんな心理があるとは。大阪出張や遊びで行く時についつい気を付けないと…気を張るのはエスカレーターに立つ側を間違えないようにする。右側と左側の境目はどこら辺だろう?と毎回思う。名古屋の時は、何気に右側にも左側にも人が立っていた。大阪のコンビニは愛想がいいとは。是非とも体験したい!お母さんという人も読まないと!
2016/06/22
Ikutan
中学生の時に大阪に引っ越してきて、最初に聞かれたのは「野球はどこのファン?」でした。ここで、「巨人と答えてはいけない(笑)」と思ったことを思い出しました。あれからうん十年。もうすっかり大阪人です。だからミリさんの視点に頷くこと多し。東京の悪口を言って、連帯感を高めたり、場を盛り上げようとアホなことをやったり。ちゃうねんは口癖。そして、お店の人以外でも愛想はいいですよ。すぐに話しかけてくるおばちゃんたち。「あっちのスーパーの方がもっと安いで」って、知らないおばちゃんが教えてくれるのは、きっと大阪だけですね。
2018/06/25
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