異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)
異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1) / 感想・レビュー
さきん
妖怪、怪奇現象は人間そのものの鏡といえる。位牌中心の世界から御影へ移り変わる過程を考察した内容が特に面白かった。
2017/11/20
F
生活の中に潜む「異界」について、怪異のオーソリティー 京極夏彦氏と小松和彦氏らが語り合う。国立歴史民俗博物館で行われた企画展「異界万華鏡-あの世・妖怪・占い」のテーマに合わせて開催されたシンポジウムや研究成果をまとめた一冊。怪異・妖怪・異界にあたる最新の切り口を垣間見ることができる。一般向けに書かれたものなので入門にはうってつけ。
2011/08/03
みやぎ
あの世、妖怪、占いをテーマに、異界について語る。遺影や風水などの歴史、成り立ちなど初めて知ることが多く、興味深い。
2015/05/06
三柴ゆよし
一般向けの企画展示が基になっているので敷居は低い。妖怪絵巻「土佐お化け草紙」と民間説話の関係について論じた常光徹先生の小論、および山田慎也氏による「遺影」の研究が興味深い。余談ですが、近いうちにまた歴博で妖怪関係の展示が催される予定です。興味のある方はチェックを怠りなく。
2010/06/14
メーテル/草津仁秋斗
「あの世」「妖怪」「占い」をキーワードに、様々な人物が民俗学的視点から「異界」について考察した本。書き手も豪華だし、内容も良い。一つ一つがそんなに長くないのがありがたい。
2015/08/12
感想・レビューをもっと見る