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ツ-ア-ト (知恵の森文庫 t ひ 1-1)

ツ-ア-ト (知恵の森文庫 t ひ 1-1)

ツ-ア-ト (知恵の森文庫 t ひ 1-1)

作家
ビートたけし
村上隆
出版社
光文社
発売日
2008-12-09
ISBN
9784334785215
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ツ-ア-ト (知恵の森文庫 t ひ 1-1) / 感想・レビュー

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さっちも

村上隆のあの絵が、なんであんなホウガイな値段で売れるのかずっと謎だった。大抵の日本人が分からないのではないか。村上隆の謎はどうやら若冲などの古典の画家や近代の漫画やアニメなどの成立過程や背景を理解し、再現するところにあるらしい。世界には新しい、まだ見ぬ日本の文化をロジックをもって分解し、再構築でき意味や背景をロジカルにプレゼンできるからこそ価値であり、値がつく。日本人が愛する情緒的でなんとなく泣ける、笑える、綺麗、美しいという形容表現の範疇を脱して、西洋美術界にとって見たことがない企みや意図に金が払われる

2021/01/12

yuzyuz_k

たぶん2回目だと思います。 2003年に書かれた本。 当時は、読んでも"そうなんだ"、"よくわからん"だったと思います。 今回は、"分かる"、"そうか?"とか 共感と疑問が出てきました。 ほんの少しの変化ですが、嬉しく感じます。 随分前からアートを考える時、美術、藝術とかに訳したくない自分が出てくる様になりました。 改めて読んでみて、さらにアートを楽しめる感じがします。読書も頭の中を彩ってくれるアートだと思います。

2019/01/21

Lily603

★★★★+ お二人とも絵が上手でした(当たり前か)。たけしさんは独特の味わい。究極のへたうま的魅力があふれる。村上隆さんは人工的不自然さの強度(よくわからないけどすごいってことです)。どちらの作品も買いたいと思ってしまった。本編のお二人のアートへの考えも(見た目とは裏腹に)ひとまわりもふたまわりも考え込まれていて素直に感動。芸術方面に興味のある人にとっては隠れた名著じゃないでしょうか。

2012/07/29

Kaz

「アートって何?」と聞かれて、自分が答えられるのは、持てる言葉と屁理屈を駆使してもせいぜい数行。これだけアートについて語れるっていうことにただただ驚かされる。「彼らはアートに携わっているから」だとしたら、自分が今、携わっていることについてこれだけ語れるかと言われたら・・・。

2015/11/18

TAKAMI

村上隆と北野武のリレーエッセイ。村上さんは自身が世界で戦う中たけしさんのどこがすごいのか、どういったところに苦しさがあるのかという点について語る。自由に速さを追求してもF1では勝てない。そこで戦う一方鈴鹿のようなものもつくりたい。たけしさんは「ラムセス2世はいまだに大勢のエジプト人を食わせててすごい」「WTCのテロ映像は、知らない人にCGと2つ見比べさせたらリアリティがなさすぎてすごい」とか話が相変わらず面白い。対談も見てみたいなあ。

2015/09/24

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