死の花の咲く家 昭和ミステリールネサンス (光文社文庫 に 3-4 昭和ミステリールネサンス)
死の花の咲く家 昭和ミステリールネサンス (光文社文庫 に 3-4 昭和ミステリールネサンス) / 感想・レビュー
Yu。
ミステリは勿論の事、幻想世界、ブラックユーモア‥とテイストの異なる味わいが存分に愉しめる仁木ワールド。。お気に入りは、ミステリ色の濃い「暗い日曜日」、「遠い絵図」、「穴」‥ それに、苦みの効いた後味がたまらない四編の「ショートショート」。。そうそう、初収録作品が拝めるというのはファンにとって、なによりの喜び(*´―`*)
2020/06/18
harupon
仁木悦子の昭和ミステリールネサンス。1986年「金ぴかの鹿」「暗い日曜日」「ねむい季節」「死の花の咲く家」、1981年「遠い絵図」、1979年「穴」、1964年「一日先の男」「隠された手紙」、ショートショートの4作は1960年代の作品。小学1年生のムツ子がとんでもない事件にかかわってしまう「金ぴかの鹿」が印象深かった。前にも読んだことがあるような。小さな探偵が頑張った。「一日先の男」ブラックジョークだ。表題作は新聞記者の吉村が活躍。「隠された手紙」結婚を控えた寿子が見知らぬ男に誘拐される。この話が好き。
2021/12/13
coco夏ko10角
8つの短編+4つのSS。特によかったのは『一日先の男』日記を買ったら翌日のことが記入してあり…。どうなっていくのかとドキドキ。『金ぴかの鹿』子どもの不安がうまく書かれてるし最後の哀しさよ。『暗い日曜日』仁木兄妹シリーズ。『ねむい季節』60年代に書かれた21世紀のお話。著作には珍しい感じで面白かった。『死の花の咲く家』吉村記者シリーズ。
2021/05/11
のんちゃん
若い頃すごく熱心に読んだ仁木悦子さんのミステリー短編集。昭和半ばちょっと過ぎのお話なのだが、今読んでも楽しめる作品集だ。21世紀の日本を描いた作品があるのだが、その中でロボットや交通関係はすごく進歩充実しているのだが、事件を新聞で知ると言う様な記載があり、当時の未来への想像を伺う事ができ、楽しくなった。当時は情報という概念が重要視されていなかったのかと。当時読んでも楽しめた作品であると思うが、実際の21世紀に読むとまた違う味わいを感じる事ができる。楽しい休日読書だった。
2020/06/28
ぷりけ
短編集。「穴」「ショートショート」「遠い絵図」が面白かった
2021/01/09
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