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宇宙でいちばんあかるい屋根 (光文社文庫 の 10-1)

宇宙でいちばんあかるい屋根 (光文社文庫 の 10-1)

宇宙でいちばんあかるい屋根 (光文社文庫 の 10-1)

作家
野中ともそ
出版社
光文社
発売日
2020-04-14
ISBN
9784334790080
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宇宙でいちばんあかるい屋根 (光文社文庫 の 10-1) / 感想・レビュー

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H!deking

映画が決まり気になって読んでみました。14歳女子中学生つばめちゃんの前に現れた星ばあ。つばめちゃんと星ばあの交流を描いた作品ってとこですかね。星ばあの素敵な言葉たちにグッときます。映画は桃井かおりさんが演じるようなので本人で脳内再生。正直あんまり期待していなかったけど、なかなか素敵な作品でした!

2020/08/27

おかむー

中学生の視点で描かれる物語は最初「児童文学かな?」と思うけれど、思春期の少女の心の機微が心地よい一冊でした。『よくできました』。中学生・つばめの親にも友達にも話せない想いにズケズケと踏み込んでくる「星ばあ」。幼馴染の大学生への恋心、再婚した両親との関係、級友との微妙な関係性。つばめを取り巻く物事が星ばあをきっかけに、少しだけ踏み出してかわってゆく。この物語で大事なのは、きっかけは星ばあからもらうけれど、踏み出すのはつばめ自身だということ。巻き込まれではなくて自分の意志で大人への一歩を踏み出す姿が心地よい。

2020/09/30

ヒロキ

映画が公開されるのと不思議なタイトルに惹かれて読むことに。 中学生のつばめが謎の老女・星ばあと出会い、成長していく。 子どもも大人も苦悩しながら、それでも家族のカタチを探している。 家族にも話せないことを誰かに聞いてもらうということは、実はとても大切なことなのかもしれない。 優しさだけでは人は成長しないのかもしれない、時に厳しさが人を成長するのに必要になると思った。

2020/08/30

紅香@本購入まであと9冊

とてもとても素敵な物語を読んだ。この愛おしさはなんだろう。。『時間はどうして誰もかれもを同じかたちのままにしておかないのかな』夏。書道教室の屋上で出会った口が悪い星ばあと14歳のつばめ。星ばあがめっちゃ可愛い。そして二人の掛け合いが楽しい。答えのない疑問。それでも屋上から世界を知ろうとする様はどこか離れがたい。屋根と重しの話がとても印象的。クラゲのようにどうしようもなく漂ってしまう夜には星ばあに会いたくなる。そんな時は星ばあに会うために階段を登るようにページをめくるよ。何度もここに帰ってきたくなる物語。

2020/10/21

沙耶

映画化したということで読んでみました。初読み作家さんです。親にも友達も話したくないこと、話せないことを聞いてもらえる存在いるってすごく大切なことだと思いました。その時は分からなくても後になって気づくこともあるから、優しい言葉、厳しい言葉の使い分けが大切だし、だけど難しく考えずに隣にいてもらえるだけで安心する場合もあるからなど、色々考えることができました。ファンタジーな部分もあるけど現実的な話で素敵な言葉がでてきてすごく面白かったです。

2020/09/24

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