ショコラティエ (光文社文庫)
ショコラティエ (光文社文庫) / 感想・レビュー
相田うえお
★★★★☆21076【ショコラティエ (藤野恵美さん)】藤野さん作品は『ハルさん』しか読んでないんですけど、これがなかなか面白かったんで本作品をチョイス!主人公の聖太郎(菓子作りに情熱)と光博(大宮製菓の御曹司)、その友人の凛々花(ピアニストを目指す)が本作品の主な人物。これ読んでたらチョコレートファウンテン食いてぇー!ってなりましたよ。店ではマシュマロなどに付けてお上品に頂いてますが、ちまちま食ってないで流れ落ちるチョコの下で口開いたままでいたい〜!(顔が大変なことになる?) 面白かった!一気読み!
2021/08/11
佐島楓
タイトルに惹かれて。境遇がまったく異なるふたりの少年が、チョコレートという一点で繋がりながらも疎遠になり、成長して再会を果たすまで。苦しみを抱えながらも羽ばたこうとする少年たちの心情がリアルに描かれ、現実とリンクさせていることもあって面白かった。お菓子の味や食感の表現が凝っていてとても美味しそう。後片付けが大変だけど、お菓子を作ってみたくなる。お店で売っているようなものは無理だけど。
2021/05/07
たるき( ´ ▽ ` )ノ
ぐおーーーーー!!チョコレート食べたい!!!お菓子作りの奥深さにとても魅力を感じる。境遇の全く違う2人の男の子が影響し合いながら成長していく様子、面白くてあっというまに読み終えてしまった。ああ、とにかくチョコレートが食べたい!
2021/12/17
さくら★もち
製菓会社の御曹司である光博と、父を亡くし母と慎ましく暮らす聖太郎。お菓子を通じて親友となったふたりは、互いへの嫉妬や自身の家庭の問題、光博の幼なじみ・凜々花の存在など様々な要因で少しずつ疎遠となる。それぞれの道で恋愛や仕事に悩み、信仰心や信念、そして運命に翻弄されながらも逃げずに懸命に自分と向き合い努力を重ねるふたりの姿には好感が持てた。人生には遠回りも必要。そこで得たものは必ず財産となる。諦めちゃだめだと強く感じました。ちなみに読むとチョコレートを食べたくなります!
2021/06/20
アカミネ
チョコは人類を救う!的な話ではなくて、笑。これはチョコフォンデュが父を亡くしたばかりの少年に新たな扉を与えた話です。努力した分報われるとは限らないけど、努力してない分壁が増えるのは確実ってなんだかやですよね。主な三人は色んな時期を色んな形で繋がったり離れたり、お互いを妬んだり尊敬したり、夢を諦めたり再熱したり、友情より愛情より強い絆を深めたように見える。阪神大震災の件は当時思い出すからうわ〜ってなります。弱い人は読まない方がいいかもですね。
2022/12/13
感想・レビューをもっと見る