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馬を売る女 (松本清張プレミアム・ミステリー)

馬を売る女 (松本清張プレミアム・ミステリー)

馬を売る女 (松本清張プレミアム・ミステリー)

作家
松本清張
出版社
光文社
発売日
2021-06-16
ISBN
9784334792091
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馬を売る女 (松本清張プレミアム・ミステリー) / 感想・レビュー

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みゆき・K

キレがある文章が好みにぴったり。表題作だけでも一冊の価値があるのに、ほかに三編も収録という贅沢さ。(「式場の微笑」「駆ける男」「山峡の湯村」※「式場の微笑」のみ殺人なし)もはや迷宮入りか?と思われる事件が一転。怒涛の展開で解明されていく。事件の傍観者と思われた人々が後に重要な役割を果たす。緻密でスリリングな構成が秀逸。被害者たちの哀れな末路が涙を誘う。その一方で完全犯罪を全うしてほしいような複雑な心境に陥いるから不思議だ。ミステリーとサスペンスのバランスが絶妙で、もっとこの世界に浸っていたかった。

2024/09/19

Kira

図書館本。現代ミステリを四篇収録。松本氏の時代ミステリが面白かったので現代ものも読んでみたが、いまひとつだったかな。昭和を舞台にした小説を読むには、時代小説を読むつもりでなければ違和感を覚えるものだと実感した。登場人物のしていることが、現代的であって現代ではあり得ない。中編「馬を売る女」を読んでいる間、その違和感がずっとつきまとって妙な気分だった。

2022/07/20

ランラン

短編集であるが馬を売る女は私の中では清張短編の中で10指に入る。

2022/08/22

z1000r

表題作は携帯電話も、etcも、Nシステムも無い時代の話であるが、偽装のアリバイ工作をしたがため完全犯罪では、なくなるといった内容。 目のつけどころが、なかなか面白く楽しめた。

2021/11/03

四面楚歌

あっという間に読んでしまった。もう清張がやめられない止まらない笑 どの作品を読んでも映像がはっきり見える感じで自分もその現場で見ているような気分になったり登場人物と一緒に行動している気分になったりして清張沼に引きずり込まれてしまうことが多い。それにしても毎回、清張先生の抽斗の多さに 驚く。「駆ける男」の駆ける理由がそんなことある?ってなってオチまで楽しませてくれた。

2023/03/07

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