術策 (惣目付臨検仕る(二))
術策 (惣目付臨検仕る(二)) / 感想・レビュー
やま
四方八方に敵を作り、この物語は何処へ行くのか…。水城聡四郎は、将軍徳川吉宗の命により大名、旗本、大奥の全てを調べることが出来る惣目付に就任し、いよいよ動き出しました。此度は、水城家の事は、触れずじまいです。伊賀から出て来た郷忍びの播磨麻兵衛たちの話もないですし、剣術の師・入江無手斎の行方も分かりません。聡四郎は、目付も、大目付も、老中も敵に回します。上田さんの本は、話を広げ過ぎて収拾がつかなくなっているきらいがありますが、此度も2冊目にしてその兆候が出ているようです(笑) 字の大きさは…小。★★★☆☆
2021/08/20
とし
惣目付臨検仕る「術策」2巻。勘定吟味役 御広敷用人、道中奉行副役と役おえて今度は、吉宗が新設した惣目付に聡四郎に就任、剣の師、入江無手斎の消息未だ不明の中、今回は堂々した対応行動しているようで頼もしく感じますね。次巻が楽しみです。
2021/12/30
ジュール リブレ
吉宗の下、目付たちを敵に回し惣目付として一人立ち回る主人公。いくつかの伏線が張られ次巻での波乱がどうなっていくのか。
2021/08/16
baba
勘定吟味役、御広敷用人、道中奉行副役とシリーズをつないで、今回は惣目付。シリーズを越えて主役を務める水城聡四郎は凄いです。吉宗を背後に立ち向かうので気持ちよいが、陰で蠢く陰謀が・・・。入江無手斉はいまだ所在不明が今後どうなるか気になります。
2023/01/12
mam’selle
大人気、公方様の女婿、水城聡四郎シリーズの安定の作風。ただし今回はチャンバラシーンが影を潜めて、サラリーマンの職場風。人事異動に揺れる城内で、老中から御殿坊主までが右往左往。これはこれで中々に楽しめた。
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