白霧学舎 探偵小説倶楽部 (光文社文庫 お 35-10)
白霧学舎 探偵小説倶楽部 (光文社文庫 お 35-10) / 感想・レビュー
麦ちゃんの下僕
昭和20年、東京から山間の名門中学「白霧学舎」に編入した美作は、寄宿舎の年長者である滝&斎藤によって「探偵小説倶楽部」に入部させられる。周辺地域で5年前から発生している未解決連続殺人を調査する中、近くに米軍爆撃機が墜落…そして新たな殺人が発生!3人+女学校の薫(+教授)の探偵小説倶楽部は、果たして謎を解明できるのか!?……戦時下であり素人探偵ですので調査は遅々として進みませんが(苦笑)…この時代だからこその事件の“真相”はなかなかですし、キャラ立った倶楽部の面々が織り成す“青春物語”としても楽しめます♪︎
2022/07/17
マッちゃま
時は昭和二十年、山間の学校に編入することとなった美作宗八郎。そこで出会ったのは探偵小説倶楽部と名乗る破天荒な学友。その地で起こっている連続猟奇殺人事件を彼らと追う事になる。村民の戦死、墜落した米軍機に見つからない米兵、食糧危機、そんな中で屍体の第一発見者となったり、時には淡い想いも…探偵小説でもあり青春ミステリでもあり、そして時代ミステリでもある。長編ミステリらしいユックリとした流れが、今の時代に、この時代背景の、この素晴らしい物語に実に見事にマッチしていると感じました。多くの方にも読んでほしい作品です。
2022/02/24
いはらんち
面白かったです。時代ものだけど読みやすかったのも良かったです。続きとか読みたくなりました。
2022/02/03
MAS
1945年終戦の年、白霧学舎の面々 美作・滝・斉藤・通称:教授と女学生薫の5人からなる探偵小説倶楽部が連続殺人事件に挑むのだけど、、現代とは違う常識の中で生きていた少年・少女探偵団の奮闘が純粋で微笑ましくも。 しかしいつの時代も猟奇的な事件は犯人の動機が理解出来ない=読了までの謎解き失敗、、、
2024/03/31
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