エスケープ・トレイン (光文社文庫)
エスケープ・トレイン (光文社文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
レース中の心理、スピード感、ヒルクライムの迫力は、今まで読んだ自転車ロード小説より迫力があった。何より主人公の湊人が覚醒までの過程に興奮。湊人はホントにすっとぼけてるし天然だ。こういった天然が大物になるんだろうね。確かにレジェンド梶山浩介が気にかけるのもわかる。そして、エルソレイユ仙台の選手、スタッフのチームワークも素晴らしく読んでて心地良い。湊人よ、いつか世界に旅立ってほしい。本格的な自転車ロード小説である。レース中に描写される景色が鮮明に浮かんでくるので、旅行にも行きたくなる小説でもある。
2022/05/18
アッシュ姉
自転車ロードレース小説の魅力がすべて詰まった一冊。最初から最後までワクワクしっぱなしで楽しかった。熊谷さんといえばクマ本の傑作『邂逅の森』のイメージが強いが、自転車にはまってロードレースのチームを立ち上げ、ゼネラルマネージャーをされているとのこと。リアリティのある臨場感を味わえるのも納得。分かりやすくて面白い。これは是非ともシリーズ化熱望。続編は近藤史恵さんに解説して欲しい。
2022/03/22
のぼる
熊谷さんによる自転車レース小説。 王道のストーリー展開で、ワクワクしないはずがない!競技のディテールは、『サクリファイス』シリーズで既に学んでいるので、手に取るように分かる(ウソ)。それぞれのキャラクター描写については、あっさりに感じたが、これは続編があるからだと思いたい。
2022/03/23
ichi
【図書館本】自転車のプロレースのお話なのですが、著者自身もロードレースに出るくらいの腕前なので、かなり専門的な内容。今までの知らない世界を少しのぞかせてもらいました!
2022/11/01
Nobuko
図書館本 偶然にも同じ作家さんが続いたけれど 全く違うお話 近藤さんのシリーズものを思い出しました
2022/04/26
感想・レビューをもっと見る