ギフト(異形コレクションLIII) (光文社文庫)
ギフト(異形コレクションLIII) (光文社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
再開されてから5冊目ですべて読んできているのですが最近の傾向には若干ついていけない感じが続いています。ギフトという副題で、贈り物あるいは添付の才能とでもいうのでしょうか、結構奇妙な感じでした。今回は比較的前半はついていけたのですが後半は少しという感じでした。深緑野分さんや澤村伊智さん、井上雅彦さん、平山夢明さんのはどうやら楽しめましたが、その他の方々のは再度読まないとあまり理解できない気がしました。
2022/05/10
H!deking
いやー今回も読み応えある素敵なお話ばっかりでした。追いかけたい作家さん増えました!
2022/05/09
sin
我々は作家から物語を賜る。それは未知への切符、異形との逢瀬の時…野分・だが感知しない霊はいないに同じ?五月・希望の押し付けは罪?勝則・その種明かしはマイナス要素?伊智・新解釈×ディストピア?あこ・平凡、平凡さに深み?雅彦・職人的技巧?対地・「メリーさんの電話」?夢明・そのオチはマイナス要素?史郎・ジェノサイドの宝箱やぁ~!有紀・様式美!春宵・終末の愛のストーリー?健冶・独り善がりな掌編…早有里・魔はより多くの不幸より個人を糧にするか?真由美・あるいは3人の生け贄?あるじ・見事に紡ぎだされたある復活の物語!
2022/06/29
眠る山猫屋
期待を裏切らないクオリティーの高さ。特に新しい波と云うべき新人作家たちの勢いが止まらない。与えられたもの、与えるもの。澤村伊智、木犀あこ、斜線堂有紀らのエッジの利いた文言。空木春宵による不死の世界の『マイブロークンマリコ』のような壊れかけた愛おしい世界。もちろん平山夢明、そして編者の描くギフトもまた、絶望にまみれていながら美しい。【日本の夏は、やっぱり怪談 其の三 和洋折衷】
2023/08/29
らすかる
15人の作家たちによる15編のアンソロジー。「ギフト」というタイトルから想像したものとは違ってゾッとするような小気味いい不気味な、そして珠玉の短編集でした✨✨ 澤村伊智さんの「鬼 または終わりの始まりの物語」 斜線堂有紀さんの「痛妃婚姻譚」黒木あるじさんの「ルールブルー」がとくに刺さりました👍✨ アンソロジーって当たり外れとか相性とかあるけれど、どれも逸品でした👏👏👏
2022/07/12
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