ケーキ嫌い (光文社文庫)
ケーキ嫌い (光文社文庫) / 感想・レビュー
kei302
坂木司著『ショートケーキ。』のレビューを見かけなくなったので、そろそろいいかな…と、ヒメノ食エッセイの感想を。発売日:坂木4/8 ヒメノ5/20、タイミング悪すぎ。ケーキが嫌いな件はほんの少しなのに、タイトルで読者を引かせている。解説は食エッセイ名人平松洋子氏。謙譲語「いただく」の誤用(とそれに対する怒り)の章は常識として参考になる。小さい声で→いちごも生クリームも嫌い。ショートケーキは食べません。
2022/09/06
ゆきらぱ
タイトルが文庫版は変わったそうです。こちらの方が内容が掴みやすい。面白かったです!姫野カオルコさんのこの恐ろしいまでの幼少の頃からの記憶力、これが読み応えがあるのです!遥か昔に私の事まで連れて行ってくれるのです!この中に出てくる「ロンパールーム」のおやつの時間、私も何度もこれを見ながらテレビの前でおしぼりで手を拭き、一緒に牛乳を飲みました。という事を久しぶりに思い出せました。
2022/05/16
katoyann
タイトル通り、「ケーキ嫌い」のエピソードからはじまり、苦手な食べ物と酒に合うつまみについて延々とつづったエッセイ。「女子はケーキを好む」という固定観念に苦しめられた過去をつづる。クリームパンも含め甘いものは苦手らしく、左党であるという。また、「胃弱」のため、ギョウザを食べながらビールを飲んだ日にはしばらく胃が苦しくなってしまうのだとか。苦手な食べ物が多いところで、油揚げを工夫して調理してみるなどレシピが面白い。ちなみにニラと玉ねぎが体質的に食べにくいらしく、外食は控えるようになったとか。面白かった。
2022/06/29
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
▼姫野カオルコ氏による、食にまつわるエッセイ集。▼著者の本は、複数のエッセイ本で出会い、続いて「ツイラク」を読んで大きく印象が変わった。そして、戻ってきてこのエッセイを読んだ。▼あんな陰鬱とも思える物語を描く人が、こんなに面白い随筆を描くという、その隔たりの大きさに驚かされる。▼著者は食べ物を食べる都度、その組み合わせの良し悪しを敏感に感じているということが、よくわかった。私など、お菓子でも主食でもガツガツ食べがちだが、良く味わって本当に美味いものを吟味していこうと思わされた。
2022/08/13
パンダプー
毎度の 文庫化改題 文庫版加筆です。
2022/08/04
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