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独り舞 (光文社文庫)

独り舞 (光文社文庫)

独り舞 (光文社文庫)

作家
李琴峰
出版社
光文社
発売日
2022-07-13
ISBN
9784334793845
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独り舞 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ゆきらぱ

台湾、日本、オーストラリアが新鮮に描かれていた。 挟み込まれた漢文も、そして頁の脇の注釈ですら異国ムードあって良かった。 「彼女」はこれから強くなるのだろうか? ラストも美しい。 ただ同僚の絵梨香の描写が、この前読んだ「おいしいごはんが食べられますように」の芦川同様、弱そうでいて強い類型的な女の子に描かれていて(またか)と思った。この強い、というのはちゃんと男を捕まえるという事。そしてこの強さは愚鈍さからくる、という仄めかし。これがたまらなくイヤミ。そんな風に人間の一面を切り取るので話の厚みが減る。

2022/08/24

tomoka

映画『アデル、ブルーは熱い色』を思い出した。

2022/08/14

こけこ

漢詩の引用がアクセントになって、いいと思った。主人公はどんどん孤独になっていくが、最後のどんでん返しにびっくり。舞台の上の舞は、ほんとうに一人だけだったのだろうか???

2024/10/24

Decoy

素晴らしい。救いのない、暗い話になっていくのかと思いきや、中国の古典も引用した(この作家にしかできない個性で、極めて効果的)、流麗な文体(日本語ネイティブでない作家の文章とは、信じ難い)で、悲惨と言っていいほど辛い話なのに、スルスルと読ませる。「衝撃のデビュー作」の惹句に偽りなし。他の作品も、読みたい。

2022/10/02

r

どうしようもなくても、どうしようもないからこそ、あなたもわたしも自分をいきるしかないのである。

2023/03/01

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