暗約領域 新宿鮫11 (光文社文庫 お 21-29)
暗約領域 新宿鮫11 (光文社文庫 お 21-29) / 感想・レビュー
エピファネイア
文庫本で918頁、シリーズ最大のボリューム「暗約領域」を読み切った。前作で鮫島の最大の理解者である桃井課長が凶弾に斃れ、恋人の晶との別れもあり、さすがの鮫島も後悔の日々にあった。そんな時に民泊で発生した殺人事件をきっかけに、鮫島は国家的謀略の渦中に引きずり込まれる。鮫島の新しい上司は女性の阿坂。「基本を守る、ルールは曲げない」を信念とした阿坂と必要とあらばやくざとも情報交換を行う鮫島の捜査手法が相容れるわけはないのだが、鮫島は上司に迷惑がかからないよう配慮しつつ我が道を行く。鮫島を突き動かす刑事魂が凄い。
2024/05/19
kei302
シリーズ第11弾。新刊の『黒石』を読む前におさらい読書。人間関係をかなり忘れてる。鮫島&香田コンビ健在。いい(?!)コンビです。桃井がいない新章、香田には末永く登場してほしい(晶はもういいです)。上司の阿坂と新人の矢崎がこの先、鮫島とどんな関係を築いていくか興味津々。基本を守る・ルールを曲げない 阿坂課長が格好いい!
2022/12/05
紫 綺
単行本にて読了。北朝鮮絡みのストーリー。熟期を過ぎたのか、今までのスピード感、ハラハラ感が少ない。無駄にページ数が多く、読み疲れ。後半ようやく動きがあり、まあまあの満足感。晶の不在が寂しい。
2020/04/18
むつこ
シリーズ11作目。密告による覚せい剤を摘発しようとマンションの張り込みを開始、上の階の不穏な動きから射殺体を発見することに。生安の事件が捜査一課、それが公安の事案になっていく・・・ぶ・分厚い本作であるがそれなりに納得のいく読み応え。またやっぱり警察小説のベストだと初期の頃と変わらずにワクワクさせる鮫島の行動力は健在、新たな女性上司・阿坂とどのような関係になるのかハラハラ。分厚くてもこのお値段なら良心的。
2023/01/03
ポルコ
文庫本になるまで待って、やっと読了。相変わらずの面白さだけど、918ぺージの長さが必要だったのかは疑問。水増し的、何度も同じ説明文が繰り返されるのはどうなんだろう。
2023/01/29
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