志賀越みち (光文社文庫 い 65-1)
志賀越みち (光文社文庫 い 65-1) / 感想・レビュー
Lumi
京都の祇園が舞台。美しい舞妓と、東京から祇園の友達の家に身を寄せる大学生との恋物語。 京都の祇園には行ったことがないけれど行ってみたくなる。 若さゆえの向こう見ずさと純粋さが眩しい。 祇園の外からきた主人公の目線を通して祇園の異質さと美しさ、恋心を感じられる小説でした。
2023/10/31
たなぼう
一晩を挟んだが、600ページ越えの小説をほぼ一気読み。許されぬ恋に実を焦がす恋愛小説だが、重い気持ちにはならなかった。夏目漱石の『三四郎』と少し雰囲気が似ている感じも受けた。青春小説・風俗小説でもあった。いつまでも忘れないであろう、徐々にじんわりと来そうな佳い小説だった。
2024/05/06
goodchoice
ただ一言、素晴らしい! 久しぶりに甘酸っぱく胸が締めつけられる恋愛小説を読んだ。2010年発表のようだが、昨今の醒めた若者と違い、主人公を含め相手役の舞妓、その二人を支える周りの人達が皆素直でとても好感が持てる。 本当に良い小説を読んだ。
2023/02/24
しょーちゃん
個人的にすきな話。舞妓さんと東京の大学生の話はなんだか瑞々しくて、でもどこか危なげで、この年代の子たちだからこそという印象。そこに色づくように添えられた京都の情景が鮮やかで、なんだか夢の中に迷い込んだかのよう。このまちには奥がある、というのを体現したような話でした。
2023/01/17
taro035212
こういうのが読みたかったのよ。
2023/12/05
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