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戦国十二刻 始まりのとき (光文社文庫 き 25-2)

戦国十二刻 始まりのとき (光文社文庫 き 25-2)

戦国十二刻 始まりのとき (光文社文庫 き 25-2)

作家
木下昌輝
出版社
光文社
発売日
2022-12-13
ISBN
9784334794590
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戦国十二刻 始まりのとき (光文社文庫 き 25-2) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

応仁の乱によって戦国時代の幕が上がり、関ヶ原の戦いを経て、大阪夏の陣で終焉を迎える。およそ150年にも及ぶ戦乱の世を貫く因果を8編の物語に分け、前作と同様に主軸となる武将の十二刻の時を得て描いていく…。緊迫感のある描写と緻密に練られた構成が凄い!時代を変えながらも僅かに繫がりを持たせたそれぞれの物語が最終話の「はじまりの刻」によって深みを増していく。木下先生による遺漏のない細やかな筆致と、独創的な発想が新たな歴史物語を創り上げる。その巧まざる趣向によって出来上がった本書はまさに会心の一作に違いない。

2023/11/23

けやき

戦国時代を生きた人物の人生の転換期の始まりの24時間を描く。足利義政、斎藤道三、毛利元就、竹中半兵衛、島津義弘、長宗我部盛親。全体を通して戦国時代の始まりから終わりまでの一本のストーリーともなっている。

2022/12/15

Die-Go

図書館本。戦国の時代に起きた事件を刻一刻と流れる刻を軸に描く。それぞれの事件に刻に応じた流れるような物語があり、テレビドラマ『24』を想起させる。表現が今一つ幼いところを覗けば上作。★★★☆☆

2023/02/24

10$の恋

下剋上の戦国時代_。今に名を残す史実の「ここぞ」の十二刻(24時間)を凝縮した短編8話は、時勢がドリフトする始まりを現す。応仁の乱から桜田門外の変までの約400年間で、鍵になった瞬間の其々を往復しながら因果を繋ぐ。面白い構成だ。屈辱・雪辱・野望・裏切り・矜持…武将のあらゆる情動を網羅しながら歴史は蛇行する。一休和尚、足利将軍、斎藤道三、明智光秀…これはほんの一部、有名武将と重大局面が目白押し。斬新な切り口で織り成す各話はメビウスの輪の如く、過去へ未来へと読者を揺さぶり引き込む。栄枯盛衰の瞬間を味わえた。

2024/01/23

Atsushi Kobayashi

始まりのときと言いつつ、負けるところが多いのはなぜでしょうね。。

2024/04/25

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