テレビドラマよ永遠に (光文社文庫 く 10-21)
テレビドラマよ永遠に (光文社文庫 く 10-21) / 感想・レビュー
みこ
120頁ほどの二つの中編からなる安楽椅子探偵ミステリー。刑事による事件の概要説明が約5頁。登場人物たちが事件を推理して事件を深堀する様子が約10頁。桜川東子が見事に解決の推理を披露するのが約5頁。つまり残りの100頁近くが関係のない雑談。この作者の才能はタランティーノもびっくり(多分)「自分が締め上げていた怪しげなルポライターが実は刑事局長の弟だと知ったときに地方警察署初頭のように慌てている」とその後、特に触れるでも突っ込むこともない分かる人だけ分かれば良いという小ネタのぶち込みが潔い。
2023/02/16
マッちゃま
女子大生 桜川東子の推理シリーズ第8弾。バー「森へ抜ける道」を舞台に店側と常連客らで繰り広げられる未解決事件の謎解き。酒呑みトークゆえに脱線脱線また脱線を繰り返しラストに東子が解き明かす意外な真実。まあ〜内容が内容なんで、どうでもいいテーマ毎(今回はテレビドラマ)の雑学が語られ、会話も多くてページ数の割に極端に文字数が少なくので軽く読めるのも本シリーズの特徴。次作(来月発売予定)が最終話との事で、偶に見せる(失礼⁉︎)大技に期待してソッコーで読みました。シリーズとして楽しむなら刊行順に読む事を推奨します♪
2023/01/14
coco夏ko10角
第8弾。前巻で衝撃の展開があったので残り2巻どうなるかと期待していたがそういうこと…。一話ずつ減っていくシリーズなのでここまでくると事件に関係ない雑談がほとんど。次はついに長編最終巻でワクワク。
2023/09/10
Book・CaFe
場所はバー【森を抜ける道】、マスターとバイトのいるかちゃん23才、常連客…工藤&山内→過去に逮捕され服役していた経験あり。桜川東子→令嬢、千木良→映画館に勤める映写技師、植田→警視庁の刑事。 殺人鬼の逃亡事件と25年前に行方不明になった令嬢事件について、お酒&おつまみ片手に好き勝手なことを話しては奇想天外な方向へ進んでいく… ドラマ好きなのでTVドラマの話題は懐かしさを感じた。 鯨統一郎さんの歴史シリーズ意外の本シリーズを初めて知った。シリーズ作品のバーの常連客同士の妙な会話に何気にハマっている…
2023/05/09
agtk
シリーズ第8弾。前回ほどマスターの脱線が気にならなくてよかった。東子さんの推理はいつも通り。ある意味安定の展開を楽しんだ。いよいよ次がラストか。長編とのことだし、最後に大どんでん返しがあるのかな。楽しみにして待とう。
2023/01/22
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