死刑囚メグミ (光文社文庫 い 61-2)
死刑囚メグミ (光文社文庫 い 61-2) / 感想・レビュー
Yusuke Kitada
負の連鎖で、死刑囚になってしまった女性の生涯を追うような話。フィクションではなあるが、現実にありそうな話だと感じた。
2023/06/28
生ける屍 reading_dead
覚醒剤密輸の罪によりマレーシアで逮捕、死刑判決を受けた小河恵。東北の田舎に生まれた素朴な看護師に何が起こったのか? 優しいが、お人好しで流されるように生きてきたために何度も騙されている女だ。そんな女がやっと幸せを見つける。自分の人生を賭けてまで護りたいという生き甲斐。 しかし、密売組織に関わりすぎていた… クライマックスの法廷での逆転劇に感動した。 読み応えあり。 海外の貧困を取材した著者の経験が活きた小説でした。 教訓としては、 人は背伸びして身の丈に合わない楽しみを覚えると破滅するのだということ。
2024/07/06
Misa-pi
前半メグミ含め、なぜそう愚かな方に弱い方に転がっていくのだと歯噛みしたくなった。だが、純が出てきて、母がでてきて、彼が彼女が記者とともに流れを変えたいと力を合わせてゆく姿に、勇気をもらえた。
2024/07/02
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