しんきらり (光文社文庫 や 37-1)
しんきらり (光文社文庫 や 37-1) / 感想・レビュー
nemuro
8月末にJR帯広駅近く「帯広駅南ビル」(旧長崎屋帯広店)4階「喜久屋書店帯広店」での購入。巻末に「《初出》月刊『ガロ』1981年2・3月合併号~1984年10月号。青林堂より刊行された単行本『しんきらり』(1982年8月刊)と『続しんきらり』(1984年10月刊)を併せ、全一冊とした」旨。「淋しいシンデレラ」から「金満おばさん」まで36作品。山川ちはるは会社勤めの夫と二人の娘と暮らす専業主婦。そんな主人公の日常と様々な思いと感動がリアルに。あの頃こんな漫画があったとは。フェミニズムとも違う芯の強さがある。
2023/09/17
rors(セナ)
青山ブックセンター本店で開催中の「230人がこの夏おすすめする一冊」選書フェアで購入した本の中の一冊。 刊行から四十年たつ傑作漫画(ガロで連載していたらしい)…とのこと。推薦文を読んで手に取った。昭和のごく普通の子供が2人いる主婦の日常を描いたもの。私が昭和生まれだからそう感じるのか…とにかくなんとも言葉にしづらい人間の切なさみたいなものが、リアルに素っ気ないくらい飾りなしに描かれている。
2023/08/19
たまりんどすい
漫画。子供の頃漫画はどうしてドラマがあるのしか描かれないのだろうと思った事を思い出した。これといったドラマはなく、母親を中心に家族の日常を淡々と描いている。確かにあまり面白いものではない。でも何かがある。解説を読んで思った。日本版「82年生まれ、キム・ジヨン」ではないかと。数年後に再読すれば、また違った感想を持つのかもしれない。
2024/02/24
水さん
子を持つお母さんのお話しは、チクッとグサッと刺さりました。
2023/06/28
東西南北
昭和の時代にやまだ紫とさべあのまの作品を一生懸命探して読んだ記憶が蘇る。2人とも作品数が多くなかった。あの時代と根本の印象が変わってないことが悔しい。ジェンダーで働き方が固定されていることはこれから変わるのだろうか?産む性が仕事や子どもとどう折り合いをつけていったら良いのかまだわからない。
2023/04/21
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