KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

図書館の子 (光文社文庫 さ 34-3)

図書館の子 (光文社文庫 さ 34-3)

図書館の子 (光文社文庫 さ 34-3)

作家
佐々木譲
出版社
光文社
発売日
2023-05-10
ISBN
9784334795313
amazonで購入する Kindle版を購入する

図書館の子 (光文社文庫 さ 34-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Roko

「遭難者」は、たぶん聖路加病院へ運ばれたのでしょう。そこの医師が語る物語に引き込まれてしまいました。どの物語も、タイムトラベルによって引き起こされたものです。その時代へ行こうとして行った人もいれば、偶然にその時代へやって来た人もいます。元の世界へ戻れた人も戻れなかった人もいます。「傷心列車」の彼は、タイムトラベルしてまでやりたかった仕事は上手く行かなかったけれど、彼女との約束は守りたかったのです。この後、どうやって生き延びていったのか?それとも?なんて思いました。

2023/07/19

ちょん

「僕だけがいない街」でタイムトラベラー系を読みつつ、こっちのタイムトラベラーも読んでました✨これもまた切ない。上手くいったのかいってないのか!なんとも歯がゆさが残るタイムトラベル。時代背景が難しいところのチョイスだったのですが短編だったので1話1話読みやすく何とかついてけた✨

2023/06/21

BUBI

6つの短編が収められていますが、全てタイムトラベルをテーマにした連作です。面白い!! こんなタイムトラベルもの、初めて読んだわ。でも表題作の「図書館の子」の展開は想像つくかな。当然そういうオチだと思って読んでいましたが、雪の日に一人図書館に取り残された少年の心細さに感情移入させられるのはうまい。「遭難者」のタイムトラベラーは一体どこから来てどこへ行く予定だったんだろう。気になるなぁ。「地下廃駅」のラストの問いかけ…これは自滅でしょ。間違いない。全ての短編にリアリティがあり歴史に詳しいともっと楽しめそう。

2024/11/09

ロマンチッカーnao

時空を超えるSFなんだけど、読んでる感覚は第二次世界大戦の時代物を読んでる感覚。六編すべて薄暗い時代が読んでいて伝わってくる。背筋がゾワッとする話も、心温まる話もあるけど、その薄暗い時代感を全部に感じた。最後の二篇、追奏ホテルと傷心列車は特におもしろかった。この作者他のも読んでみたい。

2023/11/04

ぷにすけ

作者にしては珍しいSFモノ。しかも時間旅行者、タイムトラベルもののとあって興味深々!心があったまるものや、ホラーものと6つの短編集でしたが、6つの作品に特につながりがないのが少し残念。おススメは「追奏ホテル」でした。

2023/08/15

感想・レビューをもっと見る