バレエで世界に挑んだ男 スタアの時代 外伝 (光文社コミックス)
バレエで世界に挑んだ男 スタアの時代 外伝 (光文社コミックス) / 感想・レビュー
たまきら
真の教養って、いくら稼ぐかではない。GDPが高くたって、世界で対等と真に胸をはりたいのなら芸術が重要だと思う。日本が戦後これだけ成長できた…その裏で身を削っていた人たちに敬意を表すけれど、同時に日本の外交に幻滅感。日本を愛し、この国のために尽力してくれる外国人の多くは経済力ではなく、日本文学や芸術、アニメなど文化面に惹かれて来日しているんだもの…。漫画本当に良かったけれど、本もぜひ読んでみます。面白かった!
2022/03/14
りらこ
東京バレエ団の佐々木忠次さんの伝記漫画。日本が今のバレエ界での地位を築くまで、偏見と無理解の塊と先陣を切って戦い続けた方なんだな。しかも昭和41年の時点で、ジゼルの総譜が無かった日本だったなんて。それでもそれから10年20年の間に日本各地にバレエスクールがあったよね。私も幼い頃チュチュを着て発表会に出たもの。佐々木さんの審美眼もすごい。そして交渉力。諦めない力。芸術家はその役割は、自分の持つものを表現すること共に、こうして形にしていく牽引力を持った人も芸術家と言うのだな。
2019/01/07
akihiko810/アカウント移行中
東京バレエ団創立者の佐々木忠次の伝記漫画。昭和のバレエがまだ日本に根付いてない時代に、世界を駆けまわって「バレエ」を日本に根付かせたインプレサリオ(資金調達者)。印象度B バレエはまったく知らない世界なので、こんな人がいたのかと読んだ。 スペインバルセロナのオペラハウスが、日本大使館が「踊りなら着物着てやるんでしょ」と言ったので、「こんなものはうちで上演できない」とキャンセルされたこともあったらしい。昔は大変だったのだな
2021/01/07
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
日本の文化は、こうした人によって支えられ育ってきた。文化に予算を割かない国は、市井の人間が奮闘しないとならないのさ、悲しいことに。
2019/01/22
MM
東京バレエ団創立者・佐々木忠次の物語。面白かった。佐々木さんの芸術に対するひたむきな姿勢や情熱が伝わってくる。彼が幼い頃に観ていた舞台への感動も影響していると思う。☆★★★★。
2020/04/03
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