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戦場の聖歌(カンタータ)

戦場の聖歌(カンタータ)

戦場の聖歌(カンタータ)

作家
森村誠一
出版社
光文社
発売日
2015-05-20
ISBN
9784334910242
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戦場の聖歌(カンタータ) / 感想・レビュー

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らぐさん

戦後70年、波動の人生を歩んだ人間の姿を通して戦争の非人間性と不条理を訴えかけてくる。以前、悪魔の飽食という作品で731部隊のことが書かれていたが、ここでも、人間のすることとは思えない人体実験の様子が描かれている。読むに耐えられなくなりながらも、目を背けてはならない事実がここにある。

2015/12/20

いつでも母さん

ちょっと得意では無い森村誠一を一気に読了。『トロイカ』での5人の約束には胸が熱くなった。そして、長い長い時を経て祖父との約束を果した時、この国はどうなっていた?彼の国々もまた然り・・現実は厳しい。残酷な戦争の一端をこの本も語っている。絵美と薫のその先の世代の為にも『形見の赤い靴』の想い通り、できるだけ遠くへ一人で歩ける、世界中になっていますようにと願わずにいられなかった。

2015/06/11

薦渕雅春

太平洋戦争前、持永 大志は満州に渡り、入社試験がきわめつけの難関として有名な満鉄に入社。ハルピン市内の歌声酒場「トロイカ」には夜毎、若者たちが集まり、大志にも国籍も違う親友が出来た。戦争が彼らを引き裂き、大志は 七三一部隊に配属される。そこで トロイカ の仲間・林 国栄 と悲しい再会し、娘に渡して欲しい、と形見の赤い靴を託される。 戦争当事者、彼我いずれも正義を主張して、殺傷し合う。どちらにも正義はない。あるとすれば、愚かさだ。友情に国境線はない。どこまでが史実に基づいているのか、壮絶な歴史小説だと思う。

2016/05/25

天笑院たか姫

ちょっと苦手な雰囲気の物語でした。満州で出会った出身国の違う5人。戦争が勃発するが、再会を夢見て、5人はそれぞれの道をいく。戦争のとらえ方、考え方は、各々違うが、二度と侵してはいけないと思った。

2015/06/29

あきむら

途中でくじけそうになりながらも、なんとか読了。どのような理由であれ戦争は人と人との殺し合いでしかなく、狂気も戦争では肯定されてしまう怖さに読み進むのが辛かった。

2015/07/08

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