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新選組颯爽録

新選組颯爽録

新選組颯爽録

作家
門井慶喜
出版社
光文社
発売日
2015-08-18
ISBN
9784334910358
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新選組颯爽録 / 感想・レビュー

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あも

さほど期待せず借りたが、これは良い拾い物。史実や伝承をきっちり取材した上で著者自身の解釈を入れて料理しているのが非常に好感触。題材も、馬術師範の安富才助や事務官の尾形俊太郎など、マイナーな人物も取り上げ、一方で著名人は剣術の苦手な土方といった余り見ない解釈を加える。文章は切れ味がよく、描写にしろ構成にしろとかくバランスが良い。このバランス感が、時系列を前後し、新選組の歴史全てを網羅しているわけではないにもかかわらず、幕末という特殊な時代にしか存在し得なかった"新選組"という組織の姿を浮き彫りにする。良作。

2018/09/10

Shinji Hyodo

新選組隊士にまつわる六編のエピソード。うち三編の主人公は、これまでの私の新選組関連の読書ではあまりクローズアップされて無かった隊士の話であるが、ふむふむなるほどとの思いでそれなりに興味深く読めた。歳三の剣の腕がお粗末なのは初めての見解でなんだかなぁ〜と思う(*_*)総司と山南の関係性はどの作家の物語を読んでも切ない。

2016/11/12

いつでも母さん

新選組の物語聞くとやはり気になる。あの時代に生きて自分の目で、耳で、心で感じてみたかった。と、いつも思う(赤穂浪士の討ち入りの時も、そう思う私・・笑)安富才助の章は面白く腑に落ちた。芹沢鴨・・誰が書いてもこういう芹沢鴨なのか?N○Kドラマの時は佐藤浩市だったから惹きつけられたのかな♥でも、誰が演じても好きなのは土方歳三なのだ!『叡古・・』を書いた作者とおなじとは・・こちらが良いのだが、『人魚の肉』を読んでしまった後なので、私には迫りくるインパクトに欠けるのが惜しいですね。ファンの方、ごめんなさい。

2015/10/31

優希

久々に新選組ものを読みました。面白かったです。隊士にスポットを当てた短編集でした。有名どころの土方さんや総司目線の話もありましたが、安富才助、村山謙吉、尾形俊太郎といった普段あまり語られない隊士に光を当ててるのが良かったです。激動の時代に燃えていった青春の炎は爽やかでもあり怜悧でもありました。それぞれが信念を持って生きていた生き様は輝いています。マイナーな目線が多かったからか、新鮮な気持ちで読むことができました。

2015/09/26

Die-Go

初門井慶喜。新選組隊士が主人公を務める短編集。土方歳三や沖田総司以外にもあまり取り上げられることのなかった隊士も扱っている点が良い。★★★★☆

2015/12/31

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