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悔いてのち

悔いてのち

悔いてのち

作家
永瀬隼介
出版社
光文社
発売日
2015-09-17
ISBN
9784334910501
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悔いてのち / 感想・レビュー

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ゆみねこ

元SPの小津良介と裏社会の帝王「ミカド」。陰鬱な二つのプロローグから話しは展開する。中々面白くて一気に読了。

2016/10/10

ナミのママ

冒頭の3つの死がどう繋がっていくのか、先が読みたくて中盤まではサクサクと進みました、政治家、半グレ集団、時流にのった登場人物もわかりやすく、政治家の世界もなるほど・・という感じでした。後半、謎解きまでは面白かったのですが、終わりがあっけない気がします。せっかくここまで来たのだから、もうひとひねり・・の感があります。それでも十分、楽しませてもらいました。

2015/10/10

キムチ

ボリュームはないが圧縮された人生と男たちの後悔の時間が錯綜して展開する。 「過去を秘めた3人の男が出会い・・」の帯。夏帆を失った小津・下僕のような日々の中で慕った千鶴子の幻に生きる大崎・ミカドの帝王が実は父の抜け殻のような死に目を目の当たりにしたかつての少年玄田。小津は池袋署組体応課で離婚歴ある妻と再婚後、辛い別れをし、パチンコ屋ジャンジャンのSPに転身する。そこまではついていけるが政治家一家が絡む(平泉父子がどうにも魅力がなく、凜太郎といい晶といい行動はともかく、セリフが大時代がかっていてなんじゃ!)

2015/10/13

RIN

粗筋や帯とは少し印象が違う。『12月の向日葵』みたく表紙のイメージとは全然違ってすごく良かったのと似たような感じ。3人の男の邂逅が何かを引き起こす、というより、3人の集合は必然で、そこに至るまでのそれぞれの人物描写が秀逸だ。永瀬さん作品は、救いのない結末ややり切れない思いが残る読後感に、読み応えはあるが読後重暗い気持ちになったものだが、最近は、物語に遊びがあるというか、ちょっとした可笑しみが潜んでいたりで、重たい現実は続けども人はそれでも生きていく、という希望とも小さな灯りともいうようなものを感じる。

2016/12/21

こうちゃ

☆3 大切な人を亡くした二人の男、大志を閉ざした男、後悔を秘めた三人の男たちが出逢い、物語は加速する。妻を不慮の事故で亡くした元SPの小津が、妻の遺したレシピを再現するために料理教室に通うっていう設定がなかなか良い。終盤の展開に唖然としたけれど、ラストのなんと明るいことか。

2015/12/30

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