ボス・イズ・バック
ボス・イズ・バック / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
しがない探偵がひとクセもふたクセもある依頼者たちと悪戦苦闘を繰り広げる『恋する組長』の第2弾です。今作も前作以上にアコギな依頼人たちばかりに面倒な依頼(仕事)ばかりを押し付けられ、いつも追い込まれてしまう不運な探偵。前作と登場人物はほとんど変更なく、それでいてなんとなく前作より人間味が溢れ出てきているので、読んでいて不思議なほっこり感があります。ヤクザと警察と探偵とくればオトコくさいバイオレンスな展開を想像しますが、本作は不思議とアットホームすら感じさせてしまう作風です。やっぱり「由子」さんのおかげかも。
2015/12/21
いつでも母さん
『恋する組長』の続編。笹本作家がこのような?軽いのも書くんだ~と記憶していた。今回も楽しくサクサク読了。中でも『和尚の初恋』と『由子の守護神』が好み。和尚が言う「近頃の檀家は罰当たりばかりで‥」には笑えた。ここでお寺さんという商売を論じても詮無いのだが・・って、食いついてしまった(笑)きっと続編が出ますね、これは。その時は、由子との仲も進展していて欲しいものです。
2015/11/19
papako
『恋する組長』の続編。ベルちゃん、性格変わってない?一巻では所長を舐めてたよね?気に入ってたよね?今回もヤクザの山虎、近眼のマサ、ゴリラに振り回されたり出し抜いたり。楽しかった!由子さん、そんな手近で満足しない!でも二人の行く末も楽しみ。
2016/02/12
ミュポトワ@猫mode
図書館本。意外に面白かったって書こうと思ってたんですが、最後の3行でがっかり。えー…って感じ。内容はやくざのお抱え探偵の短編集です。表題作が一番つまらないっていうね、大丈夫か?って感じの本ですが、それ以外の話はそれなりに面白かったです。やくざが無双するわけでもなく、悪がはびこるわけでもなく、なんとなくゆる~く解決する感じが好き。勧善懲悪ではないので、そっちが好きな人向けではないです。ただねぇ、最後の3行、あれはないわ。そっち行くならもっと深堀しとかないとさ…後味悪くはないけど、筆の置き方失敗してるよ、これ
2019/04/08
momi
本屋さんで表紙買い!ワンコがカッコイイ〜!!「恋する組長」から8年、あの喰えない探偵が還ってきた!と言うことで、これはシリーズ第二弾!第一弾が見つけられず、こちらを先に!問題なく読めたけど、やっぱり順番通りに読んだ方が良かったのかな〜。あの「所轄魂」の著者が、こんな軽快な作品を書かれていたことに、とにかくビックリ!ユニークな登場人物たち…。探偵に極道に悪徳刑事に生臭坊主…みんな裏で繋がってる関係…。極道たちをも震え上がらせる最強ブルテリアの「ベル」愛犬ベルを溺愛してる組長、可愛いくて憎めないヤクザだわ。
2015/10/20
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