言い訳だらけの人生
言い訳だらけの人生 / 感想・レビュー
おくちゃん🍎柳緑花紅
男性目線の話だが、ストンと府に落ちる。どうにもうまくいかない人生をおくる男性が三人。でも彼らにはあの日々があった。あの一夏が。どこにも属さず好き勝手に生きる徳市じいさんと出会い憧れた彼らはその徳市じいさんの訃報で35年振りに集まる。付き合う時間と関係の深さは関係がない。あの時彼らにとってガンダムはどんな力になったのだろう。最後の一行君は勝つためではなく生き延びるために闘うのだ‼このバトルフィールドで君は命の炎を燃やせ。ホロリとしてスカッとした。言い訳しながら生き延びましょうって彼らに声をかけて本を閉じた。
2016/10/13
ダミアン4号
少年時代の思い出に浸りながら今は中年の幼馴染3人が再会する迄に歩んだ人生の物語…主人公世代と然程変わらという事もあって登場するエピソードに自分の思い出を重ね合わせる…確かにそうなんですよね〜バブルは経験した世代なんだけど…バブルを楽しんだというよりバブルをしっかり楽しんでた先輩達に“いいように使われてた”【使いっぱ世代】(笑)本当に言いたかった事を言い出せない感じも…なんかわかるなぁ〜平さんって本当は男なんじゃ?って疑いたくなる程、オヤジとなったガキどもの気持ちを上手く語っています。あっ私はSW派ですけど
2016/02/26
kotetsupatapata
星★★☆☆☆ 今の小生とほぼ同い年のオッサン達が主人公とあって、てっきり家庭や会社との板挟みにあっている冴えない50男のもがき苦しむストーリーかと思いきや、最初から最後まで昔語りのアニメ(特にガンダム)に終始し、登場人物達の「これだから男は〜」や「だから女って奴は〜」のステレオタイプの人物論に辟易。 あまりストーリーにのめり込む事無く、よく分からないまま読了。 端的に言うとつまらなかったですね😥
2023/07/22
tetsubun1000mg
アラフォー、アラフィフなど女性を描くのがうまい作家だと思っていました。 読むうちに50歳前後のおじさん3人が中心となって、昔の基地遊びに使わせてもらった亡きジイサンの家でキャンプする。 小学校の半年ぐらいの期間なのに、濃密だった頃を思い出してしまう。 30年ぐらい前の思い出なのに3人とも変わらない気持ちで、思いっきり馬鹿な話ができる。 素晴らしい再会だと思う。 家に帰れば言い訳だらけの人生だったが、3人の仲間は変わらず迎えてくれる。 子供の可愛さが分かる親の気持ちも含めて、作者はどうやって知ったの?
2019/08/27
むつぞー
秘密の場所で遊んだ五十歳を目前にした男三人の視点で描かれます。同じ年頃のガンダムにはまった男性なら共感できるのかも。言い訳だらけの人生でも前を向いて行けるのならば良いのではないかしら。 なんとなくこの年頃の男性達の頭のなかを覗いて見た感じでしょうか。
2016/01/22
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