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狩猟家族

狩猟家族

狩猟家族

作家
篠原悠希
出版社
光文社
発売日
2016-03-17
ISBN
9784334910853
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狩猟家族 / 感想・レビュー

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paf ❤︎

卒業旅行というか自分探しというか·····に出かけたニュージーランドでトレッキング中に道に迷い、助けられた狩猟家族の世話になる遼平の、一年間の青春成長小説。 大変魅力的な素材だけれど、期待した狩猟小説ではなく もの足りないストーリーで、ちょっと残念です。

2020/08/29

祖母のことで悩める大学生の遼平は逃げるようにニュージーランドへ卒業旅行に出掛けた。トレッキング中に遭難しウィルソン一家に助けられる。ウィルソンは山羊の放牧地で害獣の駆除やヒラヤマ・タール(野生の山羊)などの狩猟をしていた。遼平はウィルソンと狩猟を共するようになり狩猟に目覚めていく。グレタ(牧場主)の所でファームエクスチェンジを利用して6ヶ月間滞在していく中で様々な体験をして行く。牧羊犬と狩猟犬とペットの違いで死に方も違う。それを祖母と重ねてしまう遼平。初読みの作家さんでしたが好みな内容でした。

2019/12/24

多津子

就職浪人となった遼平は、卒業旅行としてニュージーランドを訪れる。トレッキング中に道に迷い、出会ったのは農場で働きながら狩猟をする男とその娘。その農場主の元で働きながら狩猟に同行し、命や生きる尊厳について考える。キンと冷えた氷河の空気と相対する動物との命の駆け引きが重なる緊張感。帰国する時があっさりしすぎている気もするし、家族が抱える問題も遼平の悩みも解決はしないけれど、何度でも考え未来を確かめるために遼平はまた彼らの元に行くのだろう。

2022/07/03

gachi_folk

人、狩猟犬、ペット、家畜。そのどこで命の線引きをするか、もしくは線引きしないのか。ニュージーランドの自然の中で若者が命と向かい合う。いいの読んだ。

2018/08/14

はじめさん

不況によ?内定取消しの大学四年生青年。植物状態になった祖母との関係など色々といっぱいいっぱいとなり、ニュージーランドに自分を見つめ直す卒業1人旅行へ。そこで出会った、ライフルを使う白人パパと、日本とのハーフのティーン姉妹。日本人マムは別居中。ファームステイとハンティングのはじまり。姉はインドア派だが妹は父の薫陶を受け、10代にしてハンター。害獣たるウサギの駆除から、自然と己との戦い、大物たる鹿狩り。野獣・家畜・使役犬・愛玩犬、様々な命の線引き問題。/ 猟果=角や牙(トロフィー)でエントリーするスポーツとし

2016/04/10

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