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彩(いろ)は匂へど 其角(きかく)と一蝶(いっちょう)

彩(いろ)は匂へど 其角(きかく)と一蝶(いっちょう)

彩(いろ)は匂へど 其角(きかく)と一蝶(いっちょう)

作家
田牧大和
出版社
光文社
発売日
2016-04-19
ISBN
9784334910914
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彩(いろ)は匂へど 其角(きかく)と一蝶(いっちょう) / 感想・レビュー

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なゆ

人気絵師の多賀朝湖(後に英一蝶、作中は暁雲)と、芭蕉一門きっての奇才俳諧師の宝井其角の話『酔ひもせず』を読もうかと思っていたら、二人の出会いを書いた前日譚があるというのでこちらから。まあ、ここでは絵師や俳諧師というよりは、幇間(太鼓持ち)と芭蕉の弟子としか思えないのだけど。前日譚ではあるし、投げ文の謎解きがメインのようなので仕方ないのでしょう。暁雲にとって忘れることのできない〝かの女〟とのつらい記憶が、哀しい彩りを添える。気遣いと言葉選びがちぐはぐな其角と、それを面白がる暁雲という組み合わせが楽しい。

2016/08/07

むつぞー

続編が出るとは思えなかったので、まさかの2作目がとても嬉しいです。後の話が出来ないから、前日譚・出会い編となりました。芭蕉を絡めて芭蕉庵に投げ込まれた文の謎を探ります。謎を追う内に仲が良くなっていくのがいいですね。ぜひまたこのコンビの作品が読みたいものです。

2016/05/20

田中寛一

芭蕉一門が集う中で起きた騒動を解決するというあらすじを見て借りる。芭蕉の俳句づくりの様子なども描かれるのだろうかと楽しみにしてたが、そのような場面はほとんどなくてちょっと残念。琉球使節の様子などももっと描いてもらいたかった。

2016/10/31

粋や想いを感じられる。魅力的な人達の物語

2018/10/23

くりこ

これが2作目とは知らずに読みましたが、なんの違和感もなく楽しめました。夢枕獏さんの陰陽師シリーズの二人のような空気感の其角と暁雲の二人のやりとりがなんかいいかんじです。切なさや物悲しさと色彩が調和しているような読み心地。

2016/07/09

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