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難民調査官

難民調査官

難民調査官

作家
下村敦史
出版社
光文社
発売日
2016-05-18
ISBN
9784334910952
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難民調査官 / 感想・レビュー

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ナイスネイチャ

図書館本。クルド人難民という言葉はよく耳にするが、この作品を手にするまで全くの無知でした。難民申請についても。日本の難民受け入れについての問題も言及しておりました。「弱者」の考えたも考えさせられたし、日本のどれだけ平和なのかも良くも悪くも読みながら思いました。タイムリーなネタで勉強になりました。

2016/07/06

いつでも母さん

一部の人間のイデオロギーや民族主義に囚われ、正義と思い込んで暴走するから偏見と対立が生まれるのかい?それだけではなく世界の安全は色んな意味で日に日に脅かされていると感じるのは私だけではないだろう。難民調査官・・読めば読むほど悩みは尽きず、この仕事は私には無理!って事だけは分かる!しかし現実に世界には『難民』がいるのだ!!それも多様で・・(隠れ蓑にしている輩もいる)そして、国内は自国民より外国人が多くなる日も近いか(汗)少子化ニッポン、それはそれで仕方ないとも思うが。では、いったい私に何ができるだろう・・

2016/07/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

難民問題がテーマ。個人的には不正が多そうという印象だから難民認定はなかなか難しいんでしょう。実際に従事されている方には是非頑張ってもらいたいと考えさせられた。

2016/06/14

しんたろー

平和ボケした無知な私にはガツーンと鉄槌を喰らわされた作品…クルド人の歴史的な背景と現状、世界と日本の難民問題、日本における差別などが密接に絡んだ社会性の高いテーマを判り易く紐解いていることは素晴らしい!他の作品でもそうだが、下村さんの熱い想いが伝わってきて、自分の不勉強を恥じながらも考えさせてくれたことに感謝したい。小説としては登場人物に単なる役割的な描写が多く、心情が上手くないのと、盛り上がりが弱いという欠点を今回も感じたが、補って余りある熱量とドキュメンタリーのような展開で楽しめた。続編も読みたい♪

2018/07/27

あすなろ

難民政策に関する圧倒的な情報量と読者の考察量はいつもと変わらずハンパない。そして下村ファンとして。ひょっとして丁寧かつ平易な展開を少し意識された最新作ですか?応援している方なので、いつも同様強めの発言にご容赦を。なので強引なストーリー運びが鳴りを潜めかけていると思う。でもそれがないと、この情報量を消化しきれないこともある。この点が洗練された時が新たなる作品が生まれる⁈と言いながらも、次作を待ってますね!下村さん。批評家になってて申し訳ありません。

2016/06/22

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