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よっつ屋根の下

よっつ屋根の下

よっつ屋根の下

作家
大崎梢
出版社
光文社
発売日
2016-08-17
ISBN
9784334911096
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よっつ屋根の下 / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。家族4人がそれぞれの視点での物語。それぞれの事情でそれぞれの道を進むがイイ終わり方で楽しめた。

2016/09/14

takaC

「よっつ屋根」は、四人家族(銚子のお父さん、白金のお母さん、千葉のフミくん、札幌のマリちゃん)の直喩であり暗喩なわけね。ひとつ屋根の家族がふたつ屋根を経てよっつ屋根に至る10年間の話。希望が見えるような結び方ではあったけど、こんな風な家族関係はイヤだな。

2016/12/08

たんぽぽ

進学のために上京してそのまま居ついてしまった身ですので、東京じゃなきゃダメ!感はあまりないのですが、ずっとエスカレーターで大学までのお嬢さんの中には、確実にいましたね。ご主人の転勤でニューヨークに住むならOKだけど、田舎に嫁に行くなんて絶対にダメ!という人達が…。理屈じゃなくて絶対に譲れない何かが各々にあって、どんなに愛している相手であっても共感できないことにお互いに戸惑う。10年の間に家族それぞれが成長して、最後は明るい気分で読了。

2016/09/11

chimako

父親の転勤で家族がふたつに別れてしまったあの日から10年。長い年月が家族の有り様も家族の居場所も家族の気持ちも変えてきた。恨んだことも、羨んだことも、後悔したこともあった。一人だけが寂しいわけではなかったと気づいたとき、自分のやるべきことが見えてくる。上手くまとまった物語。白金の高級マンションやら私立のお嬢様学校やら医者の矜恃をかけた内部告発など、まるで自分の生活とは縁がない。なのにこの話が身近に感じるのは銚子の人々やアパートや佐丸の飼い犬春のおかげか。最終章の春のエピソードはうるっときた。

2016/10/08

七色一味

読破。タイトルの「よっつ」がなんなのか、読み始める前にあれこれ考えた。一家離散の話とか(笑)母親の、銚子に行かない理由がその部分だけを読むとどうしても理解できなくてイライラ。でも、後からそう言うことかとなんとなく納得。全体的にはいい話系なんだろうけど、今一歩踏み込みが足りないのか、引力が弱かった。ちょっと文章が雑かな、とも感じられた。

2017/02/08

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