パレードの明暗 座間味くんの推理
パレードの明暗 座間味くんの推理 / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
座間味くんその4。連作短編集。前作に引き続き飲み会での安楽椅子探偵で面白かった。皆さん順調に歳をとっていきますなぁ。
2016/11/12
スパシーバ@日日是決戦
C (2016年) 13年前に発生したハイジャック事件でなす統べなく手を洪いていたなか、犯人に対して人質解放の交渉をした乗客がいた。各短編の評価は以下の通り。「◎ 女性警察官の嗅覚/アトリエのある家」「〇 少女のために/パレードの明暗/お見合い大作戦/カット地のバッグ/F1に乗ったレミング」。「事実」と「真実」は似て非なるものであり、「真実」をトコトン突き詰め辿り着いたあくまで彼の主観に基づいた見解である(正解かどうかは当人が口を割らない限り永遠にわからない)。物事をある一面だけから捉えていると..。
2017/02/07
みかん🍊
身体を張って国民を守るのが使命と燃えるまだ新人女性警官が雲の上の警視長と座間味くんとの食事会に参加、彼女のためになればと話す事件の話を別口で斬る座間味君の見方に目からの鱗の連作短編集、どんな事にも二面性があり同じ事件でも別の角度からまた違った物が見える、そんな広い視野で物事を見極める事が警察官として大切。どれも聡明な女性が活躍するがやはり「F1に乗ったレミング」が一番良かった。
2017/01/27
chiru
ハイジャック事件で活躍した座間味くんが、名推理を披露する短編集。 事件概要を聞いた後の、彼の意外な一言。 その一言は事件の根底から揺るがせてしまう。 でも組み立てたロジックは証明に活かさないので、推理というより推測かな。 なかでも『キルト地のバッグ』は、前提がすべてひっくり返ってしまうのに論理的破綻がなく、罰しない解決策を提案する彼の優しさがよかった。 ★3
2018/04/29
ひめ
座間味くん、シリーズものだったのですね。どんなシリーズなんだろ。座間味くんだけが出てくるのか?物語としては、北村薫の円紫師匠と私のシリーズと似ているなぁと思った。物事を違う視点から見ることによって、全然違う結果に。さらっと読めたかな。
2016/12/13
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