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猫の傀儡(くぐつ)

猫の傀儡(くぐつ)

猫の傀儡(くぐつ)

作家
西條奈加
出版社
光文社
発売日
2017-05-17
ISBN
9784334911652
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猫の傀儡(くぐつ) / 感想・レビュー

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takaC

一話目を『江戸猫ばなし』で読んだのがきっかけで読んだが、その話を起にきれいに承転結に展開されていて恐れ入った。続編はあるかもしれないしないかもしれない。 / 猫の傀儡(『江戸猫ばなし』2014年9月刊)、白黒仔猫(「ジャーロ」2015年春号)、十市と赤(「ジャーロ」2015年初夏号)、三日月の仇(「ジャーロ」2015年秋冬号)、ふたり順松(「ジャーロ」2016年春号)、三年宵待ち(「ジャーロ」2016年初夏号)、猫町大捕物(「ジャーロ」2016年秋冬号)

2017/08/15

ナイスネイチャ

図書館本。猫の主役?ミスジが人間を使い様々な問題を解き明かしていく、タイトル通り猫の傀儡。ただ魔術とかで操るのではなく、人を導くヒントを与える程度で三毛猫ホームズを思い出しました。ただ猫の台詞があるのでちょっと違うか?

2017/07/09

紫 綺

冒頭、どこかで読んだなと思ったら「江戸猫ばなし」で既読。アンソロジーの中の短編を広げた連作短編集。操る傀儡師と呼ばれる野良猫ミスジと、操られる阿次郎とで解決される事件の数々。猫の豆知識も折込まれ、猫好きには堪らないであろう傑作時代「猫」ミステリー。

2017/07/13

yanae

おもしろかった!奈加さんの時代物ミステリー。タイトルではどんな話か想像できなかったけど、猫の傀儡=猫が操る人間。傀儡師として任命された猫のミスジが、町の猫の厄介ごとを、傀儡である阿次郎と解決していくもの。操るからには術とか使うのかと思いきや、ニャーってないて、連れ出してみたりとか(笑)だからこそ傀儡も選ばれた人がやるんだね。ここのミステリーも面白かったけど、ミスジの行方不明になった前任猫の行方も一つの謎になってる。せつない所もあるけど、読後感よし!阿次郎がいい味出してる。これからの活躍も読みたい。

2017/07/16

ダミアン4号

私はチワワの傀儡師に操られております…今朝も今日は会社帰りにチーズのオヤツを買って来なければならないという思いに囚われ(笑)傀儡師の猫“ミスジ”と狂言ネタを探しつつのほほんと長屋で暮らす“阿次郎”が奇妙な事件を解決!…“しゃばけ”と“三毛猫ホームズ”の様な優しい雰囲気が漂う連作ミステリー(笑)面白かった!人情味溢れた登場人物と意外と推理が鋭い“傀儡”(笑)辰巳芸者の春奴も白猫のユキもイイ!こりゃシリーズ物かな?それにしても“雪舞如吹雪花弁桜姫”って長すぎ!どうか略したらユキになるんだかその辺も不思議(笑)

2017/08/03

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