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少女を殺す100の方法

少女を殺す100の方法

少女を殺す100の方法

作家
白井智之
出版社
光文社
発売日
2018-01-17
ISBN
9784334912017
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少女を殺す100の方法 / 感想・レビュー

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W-G

これもランキング本から。『おやすみ人面瘡』がイマイチはまれず、追うのをやめていた作家さん。今回は面白かった。『少女教室』と『少女ミキサー』が特に好き。『少女が街に降ってくる』あたりがハイライトなのだろうが、個人的に趣味じゃない。他は一段落ちた印象。よく思いつくもんだとしか言い様のない、突飛な設定の中で、割りとガチガチに本格ミステリしている。初の短編集らしいが、長編より合っているのかも。平山夢明あたりを嫌でも連想させられるテイスト。最近、新作が出たばかりで、そちらも連作短編集らしいので、読んでみようと思う。

2019/01/02

starbro

『人間の顔は食べづらい 』に続いて白井智之2作目です。表紙のイラストから、さわやかな少女ミステリかなと思って読みましたが、180度違う内容、エログロの不条理連作短編集でした。しかし14歳の少女を100人も殺すなんて・・・オススメは『少女ビデオ-公開版-』です。但し、淑女や品行方正な14歳の少女には、決してオススメしません。

2018/03/20

🐾Yoko Omoto🐾

原形とどめずの死体の山・山、乱れ飛ぶ臓器に汚物、外道な食描写に頭のネジが飛んでる登場人物たち、相変わらずのブレないグロクオリティを、惜しみ無く且つ容赦無く見せつける5つの短編。目眩ましの如く撒かれる特殊な世界観ならではの伏線。そのロジカルな着地に唸りながらも、「こんな伏線、絶対回収したくねーよ!」と喚きたくなるのがまた一興。マイベストは、ノックスの十戒をネタに皮肉なメタっぷりで笑いを誘う「「少女」殺人事件」。グロ描写が群を抜きながらも、"おやすみ人面瘡"に通じる愛の物語が染みる「少女ビデオ 公開版」。

2018/03/15

夜間飛行

学校物のミステリで教師達の動きに興味を持てた例しがない。ところが第一話で教頭が、外部に知られる前に犯人を見つけてマスコミの追及を躱そうと言い出した時、この非現実的な意見こそ私の求めるものに思えた。非現実が現実よりしっくりするのが小説であり、ミステリもその例外ではない。「殺される/記号化される人の痛みは棚上げしてロジックを優先」という本格ミステリの掟を極限まで推し進め、読者に突きつけてくる所は『屍人荘の殺人 』に似ている。それが何かを批判しているわけではないけれど、ミステリの自己言及性を痛く感じる話だった。

2019/01/14

寂しがり屋の狼さん

初読みの作者さん。綺麗な表紙に人前では読めないようなタイトル(笑)全5編の短編集でミステリーやSFであったり…共通しているのは14歳の女の子がひたすら殺される。エグさやグロさはあるのに最後まで読みきれる不思議な作品でした(’-’*)勇気のある人は読んでみて(*^.^*)

2020/09/26

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