銀幕のメッセージ 女子大生桜川東子の推理
銀幕のメッセージ 女子大生桜川東子の推理 / 感想・レビュー
のぶ
鯨さんのいつもの桜川東子の推理のシリーズ。本書がもう7弾になっているようで、このシリーズの魅力はバーのカウンターでどうでも良い話をだらだらと繰り広げる事。今回も映画の話題が面白く、「ゴジラ」のシリーズを前作挙げて、その細かな所をいろいろ議論したり。「007」「男はつらいよ」の話題も興味深かった。雑談の中に雑学の薀蓄が混じっていて、それが結構面白い。3つの短編が入っているが、正直、作中語られる推理の話にはあまりそそられない。宮崎駿監督作で「風の谷のナウシカ」はジブリの作品ではない事を初めて知った。
2018/09/03
雅
相変わらずの知識量。今回のテーマである映画に関するウンチクが楽しい。謎解きはあんまりキレが無かったかな?ヤクドシトリオの突然の終了にビックリ!これからどうなるんだろう?
2020/06/27
PAO
「桜川東子さんが口を挟んできた。東子さんは寡黙なのだけど、こと殺人事件になると俄然、興味を示す不思議な人だ」…シリーズ物とは知らずいきなりこの本から読んでしまいましたが特に違和感はありませんでした。トリックやネタという観点ではミステリ的な要素自体はかなりあっさりとした感じで全体として映画ネタが三分の二、ミステリ部分が三分の一という構成ですがバーの常連たちの軽い会話を中心として進む物語はそれはそれで楽しめました。「坂東いるか」さんの名前にはウケてしまいました。機会がありましたら前作も読んでみることにします。
2018/11/21
LUNE MER
短編3本立て。「昔は短編の収録数、もっと多くなかった?」とか「第3話の展開、ショックというか鯨統一郎らしくあっさりし過ぎだけど、彼を退場させちゃうのかー」といった意見については次作で種明かしあり。というか、うっかり本作を飛ばしてシリーズの後続を先に読んでしまいネタバレ状態になってしまったっちゃう…………。
2020/09/13
sora
やくどしトリオのなんとも、懐かしいネタ満載でした。なんだか、古臭いなと思いながらも、妙になじんでしまう、読みたくなる一冊です。
2018/08/05
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