ボーダレス
ボーダレス / 感想・レビュー
starbro
誉田 哲也、新作をコンスタントに読んでいる作家です。4つのストーリーがボーダレスにシンクロする青春ミステリでした。著者としては、凡作かも知れません。「ストロベリーナイト」が登場するとは思っていませんでした。カフェ ドミナンでカレーライスとレモンスカッシュを食してみたいなぁ。
2018/10/06
いつでも母さん
何処で誰と繋がるのかと気になってページを捲る指が早くと急かす・・霧の中むやみやたらに歩いていたら、突然視界がクリアになって、さっきまでの霧は何だったの?な感じの唐突感。『境界線』など存在しないのか?一周回って同じところに着地?そうだろうか・・白誉田と黒誉田が混ざり合うのかと思ったのです私は。正直、黒誉田の影が薄くちょっと想像したのとは違った(どんなのを待っていたのだ・・汗)けれど、彼女達がそれぞれの道を歩いていたラストにOKかぁ!
2018/09/13
うっちー
複数の話しがひとつの事件に。やや強引でもあり、それがどうした感あり
2018/10/09
ででんでん
登場する女子高生が書いている小説の描写が章ごとに挟まれ、また違う二つの場所での物語も加わり、どうなるのかなと思っていると…。それぞれの世界がちぐはぐなままに、くっつけてあるように思えて(わざとかもしれないな)、少し肩をすかされたように感じた。最後は、登場人物のほとんどが、自分の人生をしっかりと掴みなおせた形で終わっていて好ましい。この世界すべての境遇の全く違うひとりひとりが、みんな自分を主人公とした物語を生きている…ということを考えると果てしなくなんとも言えない気持ちになる今日はクリスマス✨🎄✨
2018/12/25
イアン
★★★★★★☆☆☆☆4人の物語が交錯する誉田哲也の青春ミステリ。小説家志望の友人を持つ奈緒、盲目の妹を連れて逃げる芭留、音楽に挫折した琴音。吸い寄せられるように集った場所で彼女たちを待ち受けていたものは…。どちらかといえば「じゃない方」の彼女たちの視点で綴られるため、個性的な相方の活躍に目を奪われるシーンが目立つ。作中作を思わせる逃走シーン、幽閉された令嬢、めった刺しにされた死体の噂などで期待値が高まった分、意外とあっさり終わってしまった印象は否めない。個人的にはグロくて背筋が凍るような「黒誉田」が好き。
2021/03/14
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