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ミステリー・オーバードーズ

ミステリー・オーバードーズ

ミステリー・オーバードーズ

作家
白井智之
出版社
光文社
発売日
2021-05-25
ISBN
9784334914011
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ミステリー・オーバードーズ / 感想・レビュー

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starbro

白井 智之は、新作中心に読んでいる作家です。著者らしいエロ・グロ短編集、オススメは、『げろがげり、げりがげ』&『隣の部屋の女』です。 https://honsuki.jp/pickup/46919.html 【読メエロ部】

2021/07/03

みっちゃん

まあ、よくも次から次へと。摂食、摂取に関わるってのに、どこまでもゲロゲログログロ(ゲの後のロがリに変わることもあり)満載の設定。そこにぶちこまれる全くもって怜悧な本格推理。最終話の中編は鳥肌ものだった。

2021/09/22

buchipanda3

相変わらずの異色本格ミステリ短編集。光文社は著者にもう自分の思う通りに何でも書いちゃって下さいとか言っているのではないかと思わせるウゲゲな中身だった。ただやっぱりロジカルな推理展開は流石で、アンモラルさとシニカルなもの哀しさと相まって他では味わえない特異な味に昇華されている。誰にでもおススメはできないけど。「げろがげり…」は想像力をオフにするのが吉。特殊設定の用い方はらしさ一杯で合点。「ちびまん…」は既読だったが記憶を拒否していたので新鮮に読めた。「ディティクティブ…」はあの特殊推理合戦から圧巻の帰結。

2021/06/02

keroppi

「オーバードーズ」って何だろうと思って調べてみたら、「薬物の大量摂取のことで、自傷行為のひとつ」だそうだ。白井智之さんの小説には、まさにそんな危険な匂いがする。薬物依存症になってしまいそうな異常さ。ぶっ飛んだ設定にグロな世界観と論理的な謎解きが妙にマッチして、癖になってしまう。こんな世界に慣れてしまっちゃダメだと思いながら、さらに過激な世界を期待している自分がいる。「シライ・オーバードーズ」だななんて思ってしまう。

2021/08/11

aquamarine

ミステリの過剰摂取?致死量の謎?過剰摂取上等!と思いつつ読み始めたが、グロくてもさすが白井作品、ロジックしっかり♪と思ったのは一話目だけ。エログロに相当強いはずの私でも、2話目以降のゲテ物食いと嘔吐には申し訳ないがミステリの楽しみよりも嫌悪感が勝ってしまい、かなり苦痛な読書となった(それでも読むのだが)。最終話の「ディティクティブ・オーバードーズ」が期待以上のロジックで一番好み。だが一筋縄でいかないので理解するために何度か読み返し…読後はヘロヘロ。勿論さすがの白井作品なのだが、今回は私には過剰だった。

2021/09/20

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