レオノーラの卵 日高トモキチ小説集
レオノーラの卵 日高トモキチ小説集 / 感想・レビュー
びぃごろ
新聞書評で紹介されていた本。摩訶不思議で奇天烈な短編7本。彼女が産んだ卵の父は誰なのかと話し合ったり。動物もブリキ人形もぬいぐるみも分け隔てなく会話し、話は進む。ピーターパンや年を取ったウエンディも登場。話の途中に懐かしワードが差し込まれ、にやっとさせられたり…著者のセンスの良さを感じます。活字体もこの小説にピッタリでした。今までに体験したことがない楽しい空間に放り込まれた。初めての単独小説集ですと。
2021/10/06
Book Lover Mr.Garakuta
【図書館本】【速読】:著者、初読みか。面白い短編小説集で、何処にでもありそうな慕情とカンショウを楽しませてくれる内容の本だった。所謂近現代小説。
2021/11/03
timeturner
不思議の国のアリスとベケットの不条理演劇を合体させて、漫画やゲームやお笑いといったサブカル的な要素を混ぜ込み、シュールでキッチュなイメジャリーをぶちこんだ、不思議に面白い異世界だった。
2021/07/01
渡邊利道
どことも知れぬ場所を舞台に、どことなくよく知っているような物語や人物の影、下敷きやオマージュを感じさせるパワフルでカラフルな短編集。どれも弾けていて面白かったが、やはり表題作が一番好きかなー。
2021/07/22
phlooi
ファンタジー…というのだろう、たぶん。ごちゃごちゃしてて、こういうのに慣れてなくて、ちょっと読みにくいなとも思ったけど読了してみると何やら爽やか。 続いていくよ、つなっていくよ、というメッセージを勝手に受け取った。
2022/08/04
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