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闇に用いる力学 黄禍篇

闇に用いる力学 黄禍篇

闇に用いる力学 黄禍篇

作家
竹本健治
出版社
光文社
発売日
2021-07-27
ISBN
9784334914103
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闇に用いる力学 黄禍篇 / 感想・レビュー

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cinos

話はさらに混迷を深め、登場人物も多く、失踪する人々、感染病メルド、老人排斥の思想ウバステリズムなど、この先どう決着がつくのか、全くわかりません。第三巻にかかります。サイン本

2023/07/13

楽駿@新潮部

品川図書館本。1巻では、歴史的な出来事を踏まえながら、どんどん世界が広がっていくのに任せていたが、ここにきて、謎は多いながらも、少しづつ、繋がり始めている部分が増えてきた。これは、オカルトやSFと思って読んでいると、足元をすくわれる。高齢者が罹患すると、ほぼ死に至る病、メルド。若者はほとんど、かかる心配がなく、高齢者の淘汰にばらまかれたのか、それとも?そして、仕組んだのは、実は超能力者たちでもなく、対抗勢力でもなく、政府?どこの?繋がりながら、謎は深まり、最終巻へ。先を読みたいが、終わってしまうのも惜しい

2021/10/01

ぐうぐう

「何がオカルトであり、何がそうでないかを厳格に峻別すること。そして人間がなぜ絶えずオカルトに魅了され、巻きこまれ、支配されてしまうのかを見極めること——」例えば、この『黄禍篇』には、ウバステリズムという考えが登場する。老人は社会に負荷をかける存在なので死すべしとするイデオロギーなのだが、このオカルト的発想が、しかし自然淘汰というロジックの武装を施すことで妙な説得力をもたらせていく。あるいは今巻には、メルドと名付けられたウイルスが日本中に蔓延する様が描かれている。(つづく)

2021/08/18

読書一郎

黙示録的大長編のの2巻目。東京中で大火災が発生。謎のウイルスがばらまかれ、感染者がバタバタと死ぬ。主な登場人物は次々に失踪。各地で起こる暴動。「老人は死ぬべきだ」という「ウバステリズム」の思想が流行…次が最終巻ですが、まともには終わってくれない気がしますね…

2021/10/06

はまちゃん

竹本健治氏の大長編三部作の第2巻。話がどんどん広がっていき、登場人物も多数。政府機関や宗教団体、マスコミや警察が複雑に絡み合い、この話をどうまとめ上げるのか。ウバステリズムの考え方はタブーだが理解はできる。「ソイレント・グリーン(人間がいっぱい)」は映画も観たし、原作本も読んだなぁ。いよいよ分厚い過ぎる最終巻へ。

2022/05/15

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