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能面検事の奮迅

能面検事の奮迅

能面検事の奮迅

作家
中山七里
出版社
光文社
発売日
2021-07-27
ISBN
9784334914165
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能面検事の奮迅 / 感想・レビュー

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starbro

中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。能面検事シリーズ第二弾は、森友学園問題をモデルにしたような検事ミステリ、最後は本線からずれました。 どうせなら財務省や安倍元総理を能面(不破)検事に糾弾して欲しかった(笑) https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334914165

2021/09/14

いつでも母さん

能面検事再び。シリーズ第2弾!あの不破・美晴コンビにまた会えた。国有地不当払い下げ、公文書改竄、贈収賄…どこかで聞いた事件が頭を過る。身内の聴取をする不破だがなかなか先へ進まない。相手は地検のホープに、財務局担当調査官だ。二人の接点は同じ大学卒。やがてそこから見えてくる事…過去と契りを前に自分の流儀を貫く不破と岬次席検事がカッコイイ。又しても犯人捜しはハズレの私だったが今回も面白く読んだ。

2021/08/28

nobby

シリーズ第2弾。相変わらず一つも表情崩さない冷淡な顔貌、それまさに“能面”ぶりは健在!極めて冷静沈着でいながら謎めく行動を問うた答えが「自分で考えろ」と一切ブレない態度には畏れ入るばかり…その堅物が対峙するのは森友問題まんまの収賄に文書改ざんにと生々しい…自らの功ばかり求める呆れんばかりのエリートな輩達との対比は実に勇ましい!同時に、岬父の真摯な活躍にやっと出会えて感激(笑)終盤ようやく浮かび上がる理不尽かつ許すまじ悲しき真実。それを護ろうとする気持ちは同じながら、手段違って表れる原因は俠気と不器用さ故…

2021/10/22

修一朗

これは面白かったです。話題の事件を丸ごと取り入れて,という構成は恒例ながらも,本筋はちゃんとした人情ストーリー。検事モノは,捜査に勤しんだりで刑事とやってること同じじゃんという展開になりがちだけど能面検事は検事らしい働きぶり。最近薄味が目立つ中山作品だがこれは味わいありました。岬検事との共同捜査も良かったし。次は能面ぶりを遺憾なく発揮できるやつをお願いします。

2021/09/02

KAZOO

中山さんのこのシリーズとしては2作目です。やはりこのような検事というのは実際にはいないのでしょうね。今野敏さんの「隠蔽操作」の主人公と双璧の忖度しない人物です。今回は実際の政治でもあったような話が出てきて、それがどのような決着になるのか、と思っていましたがかなり昔の事件が掘り起こされます。またほかのシリーズに出てくる岬検事も出てきます。最後にはお得意の意外な結末が示されます。

2023/12/13

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