石礫 機捜235
石礫 機捜235 / 感想・レビュー
旅するランナー
ビ~ンとキタ~~~ッ! 機捜235シリーズ2作目にして、任侠シリーズに並ぶ面白さになってきた。機動捜査隊にやってきたダメ刑事(と本人は言っている)縞長省一が本領発揮。一目見た人物の顔と名前を記憶する、変装していても目を見て判別できる、そんな特殊技能(見当たり)を大活用。人質立て籠りから爆弾テロへ展開する捜査の中での読みもビシバシ当ててくる。すでにレジェンドになってきた。できる刑事たちのチームワークや、縞長のあくまで謙虚な姿勢にもシビれます。
2022/10/02
starbro
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 『機捜235』シリーズ第二弾、安定の面白さです。 最近、爆弾💣を扱うミステリが増えていますが、流行りなのでしょうか❓ https://tree-novel.com/works/episode/f6740e1dde7289d009fbec139e58afa4.html
2022/07/08
いつでも母さん
前作からかなり待った感じ。嬉しいことに今回は長編で、高丸と元見当たり捜査官の縞長(シマさん)コンビの活躍を面白く読んだ。警察関係の登場人物が多く、指揮系統や分掌掌握など一般人には面倒な(厄介?)上意下達の世界をちょっと覗いた感じ。そんなに本庁捜一が偉いのか?って感じの嫌な奴もいたけれど、そんな輩はどこの世界にもいる気がするし、見てる人はちゃんと見てる。機捜や自ら隊(吾妻推し)今まで馴染みが薄いけれど、もっと注目されると好いなぁ。ん?注目されない方が平和だってことなのか?これは続きが読みたいシリーズだ。
2022/06/16
タイ子
さながら「警察24時」を見ているかの如くお馴染みの機捜のシーン。今回もかつて見当たり捜査班にいた縞長が大活躍。巡回中に見つけた爆弾テロ指名手配犯。それをきっかけに警視庁あげての大捜査が始まる。再度のテロを未然に防ぐため容疑者の行方を追い関係者の洗い出しが始まる。警察内部の各課の刑事たちの矜持がぶつかり合いながら、出来る上司たちに上手く纏められるところが気持ちいい。高丸が縞長をどんどん尊敬するようになり、2人の息も合ってきて安心して読める。決してエリートではないけど、職務に真摯に向き合う機捜隊の続編を期待。
2022/06/19
ツン
健全な出世欲は大事ですね。ちゃんとした人には組織を率いる立場になってもらわないといけないし。その一方で、地道に組織を支える働きはもちろん重要。そんなことが言いたいのかなと思いました。高丸&縞長コンビと吾妻たちの活躍もおもしろかったですけどね。
2022/06/12
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