姫
姫 / 感想・レビュー
羊山羊
歴史小説の皮を被った現代伝奇小説。離島の網元、利兵衛が見つけた謎めいた美少女・姫。彼女の赴くまま、利兵衛は戦国の乱世に誘われる。戦国の世を裏で操っていたのは怪異であるというお話をベースに書かれているんだけど、まぁ姫の妖艶でサークルクラッシュ力の高いこと。ドラキュラなんだけど、次々と配下をつくり、信長、秀吉、家康を手籠めにしていく様は圧巻。あと、姫と利兵衛の逢瀬がめっちゃロマンチック!直接的な情愛描写はないけれど、姫が利兵衛に見せる一途な想い×耽美な描写が泉鏡花成分をギュンギュン補充させてくれる1冊でした。
2023/05/01
eipero25
起の部分だけ重厚な文体であるのに、後半になるにつれ軽薄化していくのはなぜ?町田康読んで感化されたのか。同じ作家とは思われないぐらい珍妙。弾正星は面白かったのにな。残念な作品となった。ななめ読みさえ苦痛だった。
2024/07/20
ララ♂
読了
2024/07/05
うさ
戦国時代の話で南蛮船から現れる人外の姫が主人公なんやけど、物語中ほどまではめっちゃ面白いんやけどな~ 中ほどまでは...中継ぎ・セットアッパー・抑え不在の野球チームみたいな格好で収束していったわ~(笑)
2022/08/16
ekoeko
島の網元・利兵衛は漂流する南蛮船から赤子を拾い姫と名前をつけるが・・・姫が登場したときは幻想的な話かホラーかと期待したのだが信長、秀吉、家康、キリスト、ユダが登場し一種のパロディ?だったのか。
2022/07/09
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