グッドナイト
グッドナイト / 感想・レビュー
starbro
折原 一、4作目です。本書は、著者版ミザリー、メゾン・ソレイユ・ホラー・イヤミス連作短編集でした。私は普通に眠れるので、立島心理研究所へ相談には行きません(笑) チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪チャカポコ♪ http://orihara1.la.coocan.jp/
2022/12/23
ちょろこ
てんやわんやの一冊。久々の折原ワールド、物件ワールドは相変わらずのてんやわんや状態。メゾン・ソレイユの入居者は皆、眠りに不安を抱え、音に不安を抱え、他の入居者に不安を抱える状態。一話読むにつれて、この人はここに住んでいて、あの人があれなの?チャカポコ、気になって眠れない。「見ざるの部屋」のパロディにニヤリ、「自由研究には向かない小説」のこの章タイトルにまたまたニヤリ。ズッコケ、振り回されやっと退去して外から眺めたアパートはやっぱり誰一人まともな人がいないヘンテコアパート。今度こそ…騒音とお別れのおやすみ。
2022/12/30
KAZOO
折原さんの新作です。あるアパートを舞台にした連作小説です。最初から筆者お得意の「叙述トリック」のような感じがあり楽しませてくれます。「ドグラ・マグラ」を題材にしたような「ドクロの枕」は笑ってしまいました。「チャカポコ、チャカポコ」という言葉が頭の中に残ってしまいます。結構殺人事件が起ころものの、時間推移がどうなっているのや、だれがだれとなるのか、著者の手管にだまされてしまいました。梅野優作という覆面作家がキーとなっていますね。
2022/12/26
とん大西
不穏です。世にも奇妙な折原ワールド。メゾン・ソレイユで相次ぎ起こる不審な事件。巻き添えを食う住人と巻き込む住人。入り乱れるのは人ばかりじゃない。随所に登場する作中作がさらに読み手を翻弄する。小粒などんでん返しが散りばめられてて、そこは飽きさせない巧さか。けど、なんだね、手数が多すぎて全部回収してくれたのかどうなのか…。ちぃと書き手が楽しみ過ぎたんじゃぁないかな(^_^;)
2023/02/05
のぶ
折原さんの本領発揮の、凝りに凝った構成の作品だった。ぼろアパート「メゾン・ソレイユ」を舞台にして、そこに住む住人や事故物件に住むために訪ねてくる、わけありの人物。小説家の梅野優作をめぐる新作のドタバタ劇。そして入居しているのは、眠りに問題を抱える人ばかり。それを解消させるために相談に乗る怪しげな女性。6つのエピソードと1つの解決篇から成り立っているが、エピソードのそれぞれは面白い。広げた風呂敷を収束させるのはあまりに複雑で自分は大いに混乱した。これから読む人はじっくり整理して読むべし。
2022/12/16
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