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ふたつの夏

ふたつの夏

ふたつの夏

作家
谷川俊太郎
佐野洋子
出版社
光文社
発売日
1995-07-01
ISBN
9784334922498
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ふたつの夏 / 感想・レビュー

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魚京童!

ヒトが違うと文体というか空気というか雰囲気が変わることが実感できます。

2015/05/24

なおみ703♪

佐野洋子さんとの合作本はこの書のみ。発行年後まもなく別離しているのを知っているせいか、それとも意図的なのか、別々の視点から観ているのもあるけれどなんとも切なくすれ違っているようにも思える。「釘」が一番好きっ。挿絵の少女もいかにも佐野洋子っぽい。お育ちが良くて体が弱くて宇宙が好きなけんたろうは、谷川さんぽいし、ふたりの交錯がとても微笑ましい。谷川さんは「なめる」感触を詩に書くようになったのは洋子さんの影響だと別の書にあった。「釘」を口にほおばる少女はきっと佐野さんの実体験だろう。新装版であとがきも読みたい。

2018/07/28

仮名

谷川俊太郎、佐野洋子のタッグによるリレー小説。谷川さんが男視点、佐野さんが女視点で書いているけど、ふたりの夏の物語は時間軸が違ったり生死の境が違ったりして、繋がっているようで断絶している。文体などの雰囲気もバラバラで一個の作品としては不安定感が満ち満ちてるが、その歪な感じがいやに心に残る。二人がタッグを組んだ作品はいつも感覚的で前衛的だ。冒頭に谷川さんの詩『夏が来た』が載っていて、これが初出だったのかと思う。

2012/07/29

k

佐野洋子さんの文章、どぎつくて好きだなあ。もっとぶって!

2013/03/27

skr-shower

それぞれ、その人らしい文章だ。佐野洋子は毒があるなぁ…時間のねじれが狂おしい。

2018/07/19

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