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ジャンプ

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作家
佐藤正午
出版社
光文社
発売日
2000-09-01
ISBN
9784334923242
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ジャンプ / 感想・レビュー

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ばりぼー

十数年ぶりの再読。リンゴを買いに行こうとすると、吉田拓郎の「リンゴ」とともにこの小説を思い出します(笑)。「一杯のカクテルがときには人の運命を変えることもある。」カクテルはアブサン+ジン+ウイスキーというアブジンスキー(別名アースクエイク)。毎朝リンゴを囓ることを日課にしている僕のために、ガールフレンドがコンビニにリンゴを買いに行き、そのまま失踪。「いざってときに優柔不断」な僕の必死の捜索が空回りする顚末が痛々しい。失踪という地味な題材にも関わらず、グイグイ読ませる描写の妙、ミステリ的な伏線回収は見事。

2018/02/27

うさうさ

初読み作家さん。リンゴを買いに行った恋人がそのまま疾走したお話。 いつ事件が起こるのかと思ってたけど、意外な真相だった。人生はほんの偶然と選択の連続で、知らない間に大きな分岐点になってたりするんだろうなあ。 タイトルの意味はよく分からない。

2017/11/15

がいむ

「永遠の1/2」は本棚にあるのにその後ほとんど読んでない佐藤正午さん。直木賞候補になって、なんだかなつかしくて、図書館で借りて読んでいたら受賞!おめでとうございます。この本はものすごく日常の話なのに、とにかく謎がなんなのか気になって一気読み。文章はさらりと読みやすく、受賞作もぜひ読みたいです。

2017/07/21

みさどん

リンゴを買いに出かけた彼女みはるが帰って来ずに、初めは事件か?と思いながら読み進めると、いろいろな事情がからまる、なんだか切ない話だった。主人公の三谷氏が一番かわいそうな気がする。少なくとも一番心配し、一番気にかけていたのは彼だったのだから。わからないということ、悶々とするということがどれだけ人を疲弊させるか。三谷氏の根本冷たいような個性がそうさせたのかもと思わせる描写がうまいのだろう。みはるのとった行動が種明かしがあっても、それはよくないと思えた。それにつけても、なぜ「ジャンプ」なのだろう。

2017/02/02

れーこ

佐藤正午さん初読みでした。 新鮮な文体でちょっと興味をそそられました。 そして意外な結末… スッキリはしなかったけど面白かった。

2018/01/29

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