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天使などいない

天使などいない

天使などいない

作家
永井するみ
出版社
光文社
発売日
2001-04-01
ISBN
9784334923334
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天使などいない / 感想・レビュー

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まる

短編でありながら、ほとんどの話で誰かが亡くなる、もしくは襲われるという展開。疑問を追う中で明らかになる真実。ゾクリとすることはあっても後味が悪いものはありませんでした。「別れてほしい」が一番こわかったです。女友達ってこわい。もちろん、恋もこわい。女というのは恐ろしいものです。最後の「振り返りもしない」はこわくはなく、切ないながらも明るい話でした。いや、明るくはないかな?

2016/04/20

らー

サクサク読める短編集。ミステリーあり、しんみりあり。ただ、「隣人」のときも同じ感想でしたが、あまりにも短絡的に殺人が起きすぎるような…。

2022/02/05

銀河

タイトルが素敵で惹かれる。中身は普通…かな。つまらなくはない。九つ短編が入っていて、だいたい主人公のまわりで事件が起き、それを聞き込みで推測し、真実を知る、って流れ。主人公は夢を実現ししっかりした職業についた女性。周囲も含め離婚率の高さに驚く。最初の話は不謹慎だがスカッとした。でも続けて読んでいてどの話にも感情の波が揺れない。主人公が悪い人じゃなくても、共感できない。余韻もない。「プレゼント」なんて、うわっ、バカだな!と斜め上から読んでしまった。しかも彼女はそんな婚約指輪でいいの?

2011/02/18

そのぼん

人間の心の闇を描いたような作品でした。『別れてほしい』と『プレゼント』が特にブラックな感じでゾクッとしました。

2012/09/23

うさっち

「女は怖い」と思ってしまうような女性の嫌らしさを描いた短編集でサラッと読める。最初の「別れてほしい」の結末が衝撃的すぎて、それ以降の話があまり記憶に残らなかった。

2016/10/11

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