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女神

女神

女神

作家
明野照葉
出版社
光文社
発売日
2002-06-01
ISBN
9784334923594
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女神 / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

同じ女性の目から見ても完璧な沙和子。真澄は彼女があまりにも完璧すぎることに興味を持ち、彼女を観察することにしましたが・・。「汝の名」の原型とも言える小説だと思いました。自分の理想像に近づける為の努力。その事自体は決して悪くはないと思うし、むしろ良い事だと思います。が、その為の手段を選ばないところはいただけない。やりきった彼女にただただ脱帽です。彼女のその後を追ってみたい。★★★★

2010/08/01

haru

寸分のすきもない美貌の持ち主で営業の成績もトップクラスの沙和子、を観察するうちに時々表情が翳るのに気付いたアシスタントの真澄。同じアパートに住む由貴と沙和子を探ることに・・・。沙和子は自分の描いたシナリオ通りに事が運ばないとがまんできない女だった。完璧な容姿もすべて整形。そして、シナリオを邪魔する者は・・・・・。 沙和子の幸せってなに?彼女の描くシナリオの結末はどうなってんの? 適当にお金持ちの奥様に収まるのではあかんの?そんな沙和子に憧れさえ抱く真澄と由貴。ちょっと私には理解できない世界でした。

2016/10/07

りちゃ

スゴイ。自分のシナリオ通りに行動、しかも分刻みで。ここまで、読んだときにはちょっと笑ってしまった。何でここまで?目的は何なんだ?と、シリアスなんだけど妙に楽しく想像しながら読み進めていたのだが…。最後の理由、過去に何があったのかが判明したところで、何故か違和感。だったら、そんなことしてる場合じゃないじゃん。と思ってしまった。ただ、本来の目的が果たせるのかは気になるところ。続きが知りたい。あら、自分もいつの間にか勝手に観客か?

2016/02/03

いもぷ

理想の自分になるために全てシナリオ通りに生きていく沙和子。ここまで突き詰めては出来ないけど、目標をっ持って自己コントロールしたら人生変わるよね。怖い女の沙和子だけどその精神力は尊敬。

2011/06/17

niyaco

過去に何があったにせよ、ここまで自分を演出できるのはいろいろな意味でスゴイ。しかし、彼女も悲惨な事件の被害者の一人であるかもしれませんね。

2009/02/24

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