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大盗の夜: 土御門家・陰陽事件簿

大盗の夜: 土御門家・陰陽事件簿

大盗の夜: 土御門家・陰陽事件簿

作家
澤田ふじ子
出版社
光文社
発売日
2002-07-01
ISBN
9784334923624
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大盗の夜: 土御門家・陰陽事件簿 / 感想・レビュー

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万葉語り

シリーズ1冊目。江戸時代の京都市内で、土御門家に触頭として仕える笠松平九郎が主人公の連作短編7編。表題作は世話好きなおばあちゃんの裏の顔にびっくりした。盗賊を下男にしてしまう「闇の猿」「縞揃女油地獄」のお芳と卯之助はきっとこうなるだろうという落ち付き方でスカッとした。2016-237

2016/11/23

としえ

サブタイトルの陰陽師にひかれて手にとった。江戸時代の京都が舞台。平安の世とは違い式神や妖が出てくるわけではなく、人相見などの占いを生業としながら人の道を説いたり、すすむべき道を示したりする人生相談のような陰陽師が遭遇した事件を書いた話。短編なのでさくさく読めるつもりでいたら、なんでだろう、京言葉に馴染みがないせいか、会話が苦手で思いのほか時間がかかってしまった。一話ごと事件は解決するものの、「ここで終わるんだ・・」という物足りなさを感じる。最後もハッピーエンドだろうけど、もうちょっと書いて欲しかったかな。

2015/07/23

Yumi

《図書館本》レタ友さんから勧められた著者。面白かった!!この作品なら時代物読める🥹シリーズ物なので次も読み進めたいと思います🎶

2024/04/21

ぐま〜

「ここで終わり~?」という幕切れになれないまま読了。魑魅魍魎が跋扈して…という話かと思いきや普通に事件簿。それでも江戸時代の京都の暮しぶりなどが伝わってきて面白かった。

2014/04/26

朱音

陰陽師、といっても時代は江戸時代。清明のころとはまた違った時代背景なので、彼らの仕事も、怨霊やら妖怪変化相手のものから、市井の人々の「こころ」の問題、いわば人生相談めいたものに変わってきているようだ。連作短編の形を取っているが、最初の話に出てきた盗賊が、最後の話で実は…というように次々に人々が絡まりあい、深みのある話になっていると思う。

2002/12/23

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